副島本がまた出た。
『連鎖する大暴落 静かに恐慌化する世界』
題名はいつものようにドギツイ大衆紙風。(いいようにとるとなかみを読んでもわからんていどのやからにも内容を伝えたいという、親心かもしれない。)
核心部は
#1「「グリーンスパン」は心の底からリバータリアンだが自己の思想と逆のことをおこなった」。
#2「シカゴ先物市場を、ダビットロックフェラーの腹心が運営し、世界の株式先物をうごかし、理屈は不明だが勝手に値決めしている」「その結果、仮想貨幣がつみあがって制御不能になり、自壊をはじめた」。
株価が自動的に上下し、魚(個人の真水金)を呼び寄せてはまとめ食いする鯨(巨大資本)の本体はシカゴ市場にいたようだ。
おかげで5京$に膨れ上がった、という。そんなところだろう。
これはなるほど、そこに化け物がすんでいたのか、とは株の動向をたえず観察しているojsanとしてはよくわかる話である。
わからないのは、その動機である。世界制覇、NWOの財源のためであろうか?
自我の肥大化疾患? 一種の精神疾患であることは想像がつく。アインランドが攻撃し、絶滅したかった本態だろう。
世界管理の手法としてであろうか?
この図式では、もっとも市場を信用していないのは市場原理主義者であり、総帥自身である。
市場は市場に見せかけることが重要なのであって、市場は操作し、統制しなければならないというわけ。(統制する力が出来上がって、統制をはじめたところ、日をおかず、直ちにぶっ壊れた、ということか。ソビエト崩壊そっくりだ)
だからデビットロックフェラーはキョウサンシュギシャなのである。
共産主義というよりも「すべてを支配する目」そのものに実体として、個人としてなろうとした、と思われる。
歴史とのアナロジーでいえば、封建制でなく、諸侯撲滅作戦、秦の始皇帝系、信長系の思想である。端的に言えば「自分が神である、神なんかいる(ある)わきゃね〜」思想である。
しかし本当のイルミナティーの思想は少し違って、「神ならぬヒトとして、世界は巨頭の協議という合成された目によって支配されるべき」だ、というものではなかろうか?
それが欧州ロスチャイルド系の考えではなかろうか?
こちらは家康や漢の高祖、劉邦と似ている。どのみち、人間のやることは限界があるので、相対的優位を保つことで支配する、と思っている。そして、やがて時期が来れば誰かが変わって統治するべきだ、と政権放棄のルートもひそかにであるが作って(できて)ある。
家康体制の場合、外様雄藩の存在と皇室、水戸藩がそれである。意図的か、軍事力不足のためか、どうかは別にして、閉鎖社会の中で体制が行き詰まったときにはまったくの混沌にならないように、未来の重力中心を複数残してある。いまの地域覇権による多極化思想ときわめて似ている。
ではそれなのになぜ第一次、第2次世界大戦が起こったのか?ロシア共産主義者はイギリス製であり、財政補給はロックである。そうなると起こした張本人思想は、英国ロス茶とロック一族、ということになる。
神になろうとして果たせなかった巨人の物語、だろうか。
「神は存在しない、精神支配目的で学者に注文して出来合の形式論理で組んであるだけだ」、という程度の唯物思想であれば、結局、自分を信じ切れない、ということであるからして、当然、他人を信じきれず、すべてを支配しつくそうとして矛盾の極致にたっして、ぽいと政権放棄することになる。
世界経営に当たって、「自己意識過大による責任過剰症」すなわち「極大化したエゴイズムのわな」にはまった、ことになる。
神になろうとして巨大な力、科学力によって危うく世界全体を破滅させかかったサムソン、英雄物語として、語り継がれるべき神話となる。古代の神話に出てきそうな話である。
(世界は非常に謎に満ちているが、
ヒトのすることできることはいつも単純で、だからいつも間違える。そのことをあらゆる民族神話が教えているのだ。だから神話軽視の現代の破滅は宿命なのだ)
結局5000年の間なんにもシンポしていない、(シンポどころかカミを見失って退歩している)ということになってしまうこの不思議。
固定トップにアクマくんの計画と実行状況を書いてあり、それもそのとおりに米軍も、金融資本も、食物メジャーも動いているわけであるが、ほんとにわからないのが、ただ一点。「なんで?」である。
実際、正常な神経であれば、いるわけもない悪魔教や呪いの一族や宇宙じんの陰謀を仮定したくなるほど、奇怪、奇妙、無意味、の結果、ヒトが殺され飢えて、奪われてきたこの500年。
「なんでそうなるの?」
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参考資料:なんでそうなるの?#1

いわゆる、「米国の走狗」は当然、こんなもんでしょうね。
参考資料:なんでそうなるの?#2
『
目をつぶされるサムソン 』 1636年 レンブラント
( The Blinding of Samson. )

<引用開始>
旧約聖書・士師記にある物語です。
旧約聖書は、創世記に始まり出エジプト記、士師記と続きます。
前のレンブラントの回でご紹介した 『 アブラハムの犠牲 』 は、創世記に書かれている物語でした。
神が世界を創造し、アダムとエバに始まり人が繁栄し、ノアの箱舟・・・そしてアブラハムによって信仰が確立する。
そこまでが創世記の物語・・・そして凶作から逃れてエジプトに行ったアブラハムの子孫が奴隷に貶められているところを、モーセに率いられて脱出し、カナンの土地に帰ってくるのが出エジプト記。
しかしカナンには、イスラエル人たちがエジプトに行っている間に、他の民族が住んでいたので、なかなか入れない。40年間もカナンに入ることが出来ず荒野を放浪する民、イスラエル・・・・・
指導者モーセが死に、後を継いだヨシュアが率いてカナンの街々を滅ぼし、征服して行く物語が士師記となります。
ペリシテ人たちが支配していたガザの地で、イスラエル人のサムソンは、とても力持ち。サムソンは抑圧されていたイスラエル人たちに呼びかけ、反乱を起こします。サムソンがあまりに強いのでペリシテ人は敵わず山に逃げますが、ある日サムソンのもとに魅力的な女性、デリラが現れます。
デリラはペリシテ人に雇われて、サムソンに近づき、弱点を聞き出そうとあの手この手。
デリラを愛してしまったサムソンは、自分の髪が力の源泉だと教えてしまいます。サムソンがデリラのもとで眠っているうちに髪を切られ、無力になったサムソンは、ペリシテの兵に難なく捕らえられてしまい、両目をえぐりとられ、牢獄で足枷をはめられ、石臼を挽く刑に処せられます。
サムソンが捕らえられたことによって、反乱を起こしたイスラエル人たちも捕らえられます。
「 女の色香に迷って同胞を裏切った 」 との叱責と、厳しい環境に耐え続ける毎日。・・・・・
ある日、ペリシテ人たちのダゴン神殿での宴会に、辱められるために引き出されたサムソンは、ペリシテ人たちがみじめなサムソンを嘲笑い、彼らの神ダゴンを讃えて大いに盛り上がっているところで、
神に、「 しばらくの間、昔の力をお貸しください 」 と祈り、神殿の柱をゆすり始めます。
彼の力は甦り、柱は真っ二つに裂け、神殿は跡形もなく崩壊します。
その場にいた数千人のペリシテ人は、サムソンと共に神殿の下敷きになり、滅びました・・・
ハリウッド映画は例によって、サムソンを愛してしまっていたデリラの葛藤を描いて物語の軸にしますが、僕がこの物語を思うとき、どうしても現在のイスラエルとパレスチナの対立に思いが走ってしまいます。
ガザはいまも争いの焦点の地だし、ペリシテ人とは、現在のパレスチナ人のことなのです。士師記の時代は、3000〜3200年前。
長い間カナンを出ていたイスラエルの民がこの地に帰ってくると言うシチュエーションも、ローマによる支配から逃れて世界中に散った民が2000年の時を経てイスラエルに戻って建国した第二次世界大戦後の状況
にそっくりだし、ヨシュアに率いられたイスラエルの兵が、罪のないカナンの街々を皆殺ししながら征服してゆく姿も、現在のシャロン首相に率いられたイスラエルの横暴とダブってしまうのです。
<引用終わり>