USカップのときも、ジャパンカップのときも、この人が打席に立つと、「絶対タダでは帰らない」というオーラが見えた。
それは日本リーグでも同じ。トップか9番で、うるさいことをやってくれる。クリーンヒットというより、何をするかわからないけれど、いやらしい打球がころがるぞぉ、と内野手にプレッシャーを与える人。なんだかミヨーにとりにくいボールがころがって、その間に俊足でファーストを駆け抜けてしまう。
ジャパンカップの予選のアメリカ戦、10回裏。2死で打順がこの人に回ったとき、隣にいたTカメラマンに、きっぱりと私は予言した。
「ピッチャーか、サードをあたふたさせるボールがころがって、日本がサヨナラ勝ちになります!これで決まり」
昨年、タイブレーカーの裏、この人がエンドランのサインで打った一打で、レオパレスが勝ったある試合のシーンが、強くアタマに残っていた。
そして、この日のアメリカ戦でも、彼女は私の予想を裏切らなかった。
彼女の放った打球は、サードのヴィッキー・ガリンドゥのグラブをはじいたのだ。
2死3塁で打順がこの人に回ってきたとき、日本は十中八九まですでに勝っていた。
藤本索子、背番号7。
ジャパンカップでは打率と勝利への貢献を買われて、JAL賞を受賞。ペアの航空券、誰といっしょに旅するのでしょうか。
って、休みがなかったりして……。
個人賞は、以下の通り。みなさん、おめでとうございます。
■敢闘賞:予選の中国戦でノーヒット・ノーラン
→ケリー・ジェントル投手(豪)
3位決定戦で勝利投手。背番号16。顔もかわいいです。
→ユイ・ホェイリー投手(中国)
■優秀選手賞:打率トップ。不調アメリカの中で唯一気を吐く3番。
実は過去の日本戦ではことごとく大事な場面で打っている人。
→レフトのジェシカ・メンドーザ選手(米)
■MVP賞:上野由岐子投手(日本)
■JAL賞:藤本索子選手(日本)
■打撃賞:西山麗選手(日本)

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