今年の2部リーグは、すべての日程が1部リーグと重なるため、土日は日本全国で女子の日本リーグは5か所で開催されることになります。みなさんの街の近くで開催される大会があれば、ぜひ見に行って、応援しましょう!!
2部リーグの2007年の見どころをまとめてみました。
【2部リーグここに注目!】
写真は大鵬薬品の新キャプテンの辻本明日香選手(左)と、打撃の中心、田中祐視選手。1部復帰へ向けて「2人が中心となって、チームを引っ張っていってくれると思います」と愛甲監督からの信頼も厚い。
■1部昇格チームはどこか!?
どのチームも気合が入っていますが、客観的にみれば、昨シーズンまで1部リーグで戦っていた大鵬薬品、日立マクセル、そして昨年国体で準優勝した一昨年まで1部で戦っていた伊予銀行の3チームが戦力的にはリードしています。
今季からボールが黄色いボールになり、不慣れなピッチャーには3連戦で3-4連投すると負担があるかもしれません。そういう点でも黄色いボールに慣れているピッチャーには有利なところもあるかもしれません。1部と違って毎回3連戦で、しかも4試合を戦うときもあるので、エースのスタミナ、継投力などもポイントになります。
エースともう1人の投手が安定していて計算ができて、打撃力の良いチームが上位に来るのは必至です。
注目チームは、松下電工津。昨年の2部リーグで、防御率No.1の小長井投手と、首位打者の荻原千佳子選手が今季から移籍。投打のトップ選手の加入、1部経験のあるベテラン、中堅、若手の成長。6人の新戦力がチーム力をどこまで上げるのかに注目!
一方、昨年僅差で3位だった甲賀健康医療専門学校は、旅亭紅葉と今季から分かれたため、専門学校生ではなかったベテラン選手が移籍、退職。また学生選手だった卒業生が他チームに就職したこともあり、戦力ダウンは免れないが、伊藤監督のもと、伝統的に毎年投打のアベレージが高いチームにつくりあげられてくるので、2部リーグ一の部員数の中を競い勝ってきた選手たちが力を集めて上位進出をねらってくるでしょう。
写真は、そろって松下電工津に移籍した、昨年の首位打者荻原千佳子選手(左)と、防御率No.1最優秀投手の小長井美希選手。この2人の加入により、チームはどこまでレベルアップが図れるか。
■注目投手
昨年、防御率0.46で最優秀投手賞に選ばれた小長井美希投手(今季から松下電工津へ移籍)、昨年まで1部で投げていた小橋葵投手(大鵬薬品)、山下愛・森川憲子投手(日立マクセル)、2部で防御率3位0.69の高本ひとみ投手(伊予銀行)、4位0.93の馬場沙織投手(島根三洋)らが安定した力を発揮するのでしょうか。若手の成長も楽しみです。
■打撃力
打撃力は、1部リーグで打率8位だった大鵬薬品、昨年2部リーグ打率3位の伊予銀行、1部の経験を生かすであろう日立マクセル、トヨタオープンでも打撃好調といわれていた日本精工(昨年2部の打率5位)、東海理化(同7位)、勝負強いバッティングを見せる島根三洋(同6位)、波に乗ると怖いYKK、個人の打率2位の山崎選手を擁する三島関病院らが中心となりそう。昨年の首位打者の荻原選手(松下電工津)、打点王で本塁打2本の矢野輝美選手(伊予銀行)は連続受賞に期待。
写真は日立マクセルの平山薫キャプテン(左)と、千葉優子選手。昨年の1部での経験とくやしさを、小林新監督のもと必ず今年のリーグに生かしたいと、平山キャプテン。群馬オープンでは打撃好調でした。
■新監督
大鵬薬品は、元神村学園監督の、愛甲博文監督。日立マクセルは、昨年までルネサス高崎でコーチを務めていた小林良美監督。大和電機工業は、西村亜子監督が就任。新監督の持ち味と勝利への新鮮な意欲、そして指導力でチームがどのように進化していくのでしょうか。
■新チーム
昨年の全国クラブ選手権準優勝の実績が認められ、今季から日本リーグに初参戦することとなった平林金属。早耳にも2年ほど前から、日本リーグ参戦が夢ですと書き込みをしてくださっていましたが、まさに今季はその夢がかなって、リーグデビューとなりました。
開幕日から2試合という、しかも相手は第一試合vs日立マクセル、第三試合vs伊予銀行と、いきなり優勝候補の2チーム!!
ソフトボールへの熱い情熱を胸に、とにかく怖いもの知らずでぶつかってくるであろう平林金属。どんな戦いを見せてくれるか、デビューチームの勢いに注目!
■1位、2位になるためのポイント?
昨年、リーグの最終節の最終日に、上位チームの監督さんに「2006年2部リーグのポイント」をお伺いしました。そのときおっしゃっていたことは…
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1位となった佐川急便(14勝2敗)山根監督:ベルマーレに負けて2敗めになったときは、正直、1位になるのはもう無理かなと思ったんですよ。ベルマーレ戦は私の采配ミスで、選手には責任がない敗戦でした。立ち上がりに点を取られてしまって、返せないまま終わってしまった。反省しきりです。結局、開幕戦の靜甲での1敗とベルマーレの1敗で、あとは選手がよくがんばってくれて、14勝し、3部1位、2部1位と、設立後3年目で1部昇格を果たすことができました。勝因は、会社が全面的にバックアップしてくださり、本当に戦いやすい環境を提供してくださったこと。そして今年からチームが変わったんですよ。昨年は東京で、クラブチームの選手たちともいっしょに3部リーグを戦ったんですが、今年は活動の場所を京都に移し、チームを離れることになる選手もいました。その選手たちも東京時代、本当によくやってくれたし、今もチームを応援してくれている。東京時代の選手たちにも本当に感謝しています。
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2位となった靜甲(14勝2敗)三井監督:開幕戦で佐川急便に勝てたことが大きかったですね。元1部のミキハウスの選手を多く擁して、3部から上がってきた佐川急便とは初対戦でしたから。いきなり1部昇格候補のチームと開幕で当たると知ったときは、正直、どんな試合になるのだろうと身構えるところもあったのですが、靜甲らしく粘り強く戦うことができて2-1で勝つことができたときは、ホッとしてといいますか、自信になりましたね。開幕での1点差での1勝、佐川急便に勝てたことは大きかったと思います。その後、伊予銀行と甲賀に負けて、最後の最後まで1、2位になれるかは微妙でしたが、最後まであきらめずに自分たちのプレーをすることができて、2位になることができました。

写真は昨年の第5節での伊予銀行、大国監督。今年の状況はいよぎんレポートに。開幕必勝で、1部昇格をねらう。
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4位の伊予銀行(12勝4敗)大国監督:開幕戦の甲賀との試合を落としたことが大きかったですね。やはり開幕は大切です。2部は今年は1回の総当りだったので、各チームと2試合を戦える今までのリーグとは違って、全部が一回勝負。何が起こるかわからないですから、1試合もとりこぼせない。特に上位チームとの対戦はあとで星が並んだときに、1点が大事になってきたり。今年は国体でははじめての準優勝にもなりましたが、まだまだ鍛えなおさないとダメですね。来年は、最初からやりますよ。
お話は伺えませんでしたが、3位の甲賀は佐川急便以外の上位にすべて勝ち、第4節の初日までは2位以上が有力視されていましたが、第4節の2日目のカネボウ化粧品で2敗目を喫し、佐川急便、靜甲と2敗で並び、僅差で3位となりました。
上位3チームは14勝2敗でした。プレーオフがないので、とにかく1試合も取りこぼせないというのが、1回総当り2部リーグの特徴です。開幕戦と、上位チームとの直接対決がポイントのようです。
写真は今季大きく若返りを図った湘南ベルマーレ。背番号6から、背番号31となり、コーチの比重が増した安藤美佐子選手。まだまだ現役選手としても、華麗なプレーを見せてくれることでしょう。背番号31のショートストップ、今年も元気いっぱいです。
■2部リーグならではの見どころ
フルタイムもしくはそれに近い時間で働きながら、プレーしているチームや、遠征や合宿はなかなかできないチームなど、1部リーグより制約も少なくないチームが多いのが2部リーグの特徴です。絶対に1部昇格!というチームもあれば、できる範囲の中で最高のプレーをして、1つでも勝とうというチームまで、多種多様。胸を借りるつもりでと、上位にのびのびとぶつかってくるチームが、波に乗って金星を挙げることも多々あり。最後まで結果はわかりません。
今年の1位、2位ラインは何敗までになるのでしょうか。3日連続の試合。初めての黄色いボール。1部から来た2チームの意地。選手が入れ替わってまったく新しいチームになったところも多いので、始まってみないとどのチームがどんな感じなのか読めない部分も大きいですが。
今季の18チームすべてを見ていないので、なんともいえませんが、1回総当たりという試合形式では、どのチームにも勝てるチャンスはありますので、最後の最後まであきらめることなく、優勝めざしてがんばってください。2部リーグの選手の方は早耳を知らない方も多いので、声をかけさせていただくのもちょっとドキドキしてしまうのですが、今年は勇気を出して取材させていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
さぁ、みなさん。2部リーグの開幕戦に注目しましょう!!