ホールロビーに急遽展開された展示ブースは「すし詰め」状態といった感じ。
階段の踊り場に置かれたブースもあった。
まずは最近ドイツクラリネットに力を入れているD楽器。
若いスタッフが2名、ふたりともスマートで眼鏡、ダークなスーツの出で立ち、まるでベンツとかBMW等高級外車のディーラーといった雰囲気。
ヴリッツァーの楽器を観ていると「一生物です。おひとついかがですか?」ときた。
「おひとつ」ったってBb/Aセットで300万越える金額、それに桶奏者じゃないからA管は使わない。Bb管だけほしい場合「史上最高額」の「抱き合わせ販売」になってしまう。
話しているうち、そのスタッフの出身が同県のS市であり、O高校出身と言ったので「M先生知ってる?」と聞いたら「私が入った時に、出て行った」なんて答えてくれた。こんなところで超ローカルな話が出来たりするのも面白い。そのうち、どこかで見かけたような.....あ..Y社のM君ではないか!彼の家も隣町、演奏会にはトラで出てもらったこともある。ミニ県人会になってしまった。
まあ、最近エーラー吹いていないけど記念に「100c」というモデル試奏してみた。
鳴りムラもなく奇麗な音がする。けれど一瞬にして解った。「オレには不相応だ」楽器のレベルが高すぎる。
十数秒で「ありがとう」と言って楽器を返した。
せっかく来たのだから、D楽器特許EXT処理したバスクラリード(ヴァンドレン青3半)とヴィルシャウNr.120というドイツカット(Nr.145ばかり使っていたので試しに)を買った。
EXT処理は、最初良くなかったリードが時間が経ったときに良く鳴るようになった、みたいな現象、エージングを施す処理だそうだ。特許なのでどういったことをするのかは言ってくれなかった。
最近フローパックになって「工場での出荷状態を保つ」ってV社は言っているが、ほかの会社がこういう処理をして付加価値を高める必要があるなら、最初からエージング、2年ものとか3年もの、ある程度枯らした状態で出荷した方がいいんではないかと思った。
いずれにせよフローパックはゴミが出るし、良いリードに当ったことがないので嫌いである。
「昔の藤色のプラケースに入っていたころは舐めると『甘かった』が、フローパックになってからは『青畳舐めてるようだ』」と言ったら、もう1人のスタッフは結構納得して笑っていた。

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