今回のフェスト参りの目的はもうひとつ。
20世紀初頭ケノン製アルバート君を内径測定のため「Holzの会」G氏に渡すことだった。
G氏はエンジンシリンダーの内径測定器を購入し、ボエム式、エーラー式、あらゆるクラリネットの内径を測定し内径と内径の変化と音色の関係を調査していて、そのサンプルの一つとして提供したのだ。
内径は、そのような機器が無ければ測定のしようがないのだが、渡したアルバート君は外見上ボエムとドイツ管両方の特徴を有していて、果たして内径はどちらに近いのか結果が出るのを心待ちにしている。
Holzの会の演奏が終わってすぐ、展示ブースでG氏とひさしぶりに出会ったが、用事があるという事でゆっくり話す事も出来なく、ロビーの床でアタッシュ広げてプチプチにくるんだブツを手渡した。
その光景を見ていた他の会員さんに「妖しげな取引してるな」と言われてしまった。
Holzの会の演奏はレスピーギ、古風な舞曲とアリア。
ドイツクラの柔らかい響きは大きい合奏になれば、より深く響く。
なにより目を引いたのはエーラーコントラバスが2台並んだ光景。
風の様な低音がアンサンブルを支える。
パルテノン多摩の大ホールは、小ホールより音抜けが良いように思った。
ただ、コンクリートの壁面が平坦な部分が多いので定在波が発生し易く、音の反射がダイレクトに耳に届き聴きづらいところがあるのが残念だった。

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