はぅ〜扶桑座です。昨日は小幌駅に行ってきました。全国の秘境駅でもトップクラスと言われるこの駅に一度は来たかったからです。
本来、久々に函館本線山線経由で来たかったのですが迂闊ながら寝坊しました。最近、愛鐵活動でも寝坊するようになってしまったのは、やはり、会社業務は程々にし、こちらを本業にせねばならないと思うわけです。
さて本題。順当に道央休日散歩きっぷで苫小牧まできました。南千歳で苫小牧駅弁のサーモン寿司を買いましたが、なんか中途半端でした。以前、ほっきめしも外れだったし、苫小牧駅弁は鬼門のようです。
東海顔は北海道にもおります。苫小牧〜東室蘭で711系に乗ります。東室蘭からはキハ150 100番代。ここで嘆かねばなりません。JR化後の車両かつ0番代は導入したというに、何故逆らったのか100番代よ!何故、冷房を入れなかったのか!しかも、窓が少ししか開かず、天井のファンも非力です。これではキハ40や711系非冷房の方がよほどましです。泣く泣くキハ150 100番代で暑い一時を過ごしました。
昨日は工房がたくさん乗っていました。部活帰りのようです。大抵、地方線区の工房の話が、程度が高かった試しがありません。やれ誰それが喧嘩が強いだの、誰それがキモいだの、誰々の彼女がかわいいだの、本当に何度も聞くような話しかないないです。地方は平和です。だが、意味のない子作りはしないようにしましょう。
むしろ、
「昭和48年に何々がぁ〜」
と喚きながら車内を徘徊する池沼はちょっと面白かったですぞ。
何故か北舟岡で大量に下車しました。続いて伊達紋別で工房はほとんど消え、ようやく座ることが出来ました。
一寝入りして、札幌を出てから4時間強、ようやく小幌駅に到着しました。したら、ヲタおっさんは分かるとしても、それとは別にベビーカーを押す親父と母ちゃんがおりました。前代未聞、小幌駅にベビーカーであります。多分、ここに人家が出来る事なぞ永劫にないでしょうから、住人のベビーカーがホーム上を走ることもないでしょう。
彼らは1503長万部行で来て1526東室蘭行でショートステーする気ですが、わしは端っから1809東室蘭行で退却予定の3時間コース。
なのに彼らが過ぎ去ったら、途端に大雨です。この小幌駅に待合室なんぞはありません。やむを得ず、ここは保線小屋の軒下で雨宿りです。
この小幌駅は、駅の外に出ることがかなり難しいです。だからこそ秘境駅のトップクラスにランクインするわけですが。線路の両方向はトンネルで、そのわずかな明かり区間にあるというところです。周りは崖か藪か林か濁流の川です。ドラクエなんかでは藪を平気で越えていきますが、あれは嘘です、間違いなく。
車が入ってこれるような立派な道路は通じてません。辛うじて海側に向かう獣道があるだけです。降りた先の海岸では、ヒラメ釣りができるようです。わしも意を決して獣道に突入しましたが、最初の一歩でずっこけたため戦意喪失し転進です。
なので三時間小幌駅に閉じこもって雨宿りです。しかし、見るべきモノはあります。ここは天下の室蘭本線です。気動車特急にディーゼル機関車貨物列車が頻繁に行き交うのです。
ここの列車通過の際は、超常現象的なものが見られます。まずは双方向を囲むトンネルのどっちかから、かすかにトンネル内の警報が聞こえてきます。しばらくするとトンネルの出入口周囲の草木が揺れ始めます。程なくしてトンネルから強風が吹いてきます。いわゆるトンネルドンですかな。スーパー北斗でもこうなんだから、かつて新幹線0系でトンネル周囲のガラス戸をぶち破ったなぞの伝説がよく分かります。そして、列車が近づくにつれて霧が発生します。それが本当にミステリアス。構内踏切の遮断機がさがり、やがて前照燈の光が近づいてきて、警笛とともに高速で列車が通過していきます。
まさにディーゼル街道でやってくる列車が多彩です。キハ281のスーパー北斗、キハ183の北斗、DF200のコンテナ貨物、キハ40の普通(小幌通過)。キハ281なぞトンネル警報がなって1分ちょっとで全てが終わりますが、キハ40は5分近くかかっています。
「通常の5倍のスピードで迫れるキハなんてありはしませんよ!」
「気動車の性能差が戦力の決定的差で無いことを教えてやる!」
こんな岩国を超越したまさに人外魔境たる小幌駅でありますが、かつてはここにホームレスのおっさんが小屋を作って住んでいたらしく、小幌仙人とか呼ばれていたそうです。牛山の秘境駅本でも目撃&対談の節が載っています。しかし、三年ほど前にこの世から旅立たれたとか。居れば会ってみたかったような。もっとも海側の獣道をいかねばならないですが。
軒先に虻の大部隊が攻めてきました。今回は毒ガスキンチョールを携帯していないので退却。既に雨もあがっていましたし。
いやいや、さすがは名だたる秘境駅。素晴らしいです。というわけで、小幌駅と翠星石かわいいよ翠星石も勿論やります。
長いようで短い3時間であった。ちょっと暗くなった1809、また非冷房なキハ150 100番代がきっかりやってきました。小幌から唯一の乗客であるわしを吸い上げ、東室蘭側の礼文華山トンネルへと入っていきました。
その後、素直に家に帰らず、苫小牧のビジネスホテルで一泊。そんな気分になる事もあります。さて、今から千歳基地に出撃です。それではごきげんよう。


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