筒井町商店街の東のはずれ、黒門町の近くに日蓮宗の情妙寺がある。この寺には、江戸時代初めの朱印船貿易の実態を示す貴重な絵巻物が残っている。愛知県の重要文化財に指定されている“茶屋船交趾渡航貿易絵巻”である。茶屋家(中島家)の朱印船貿易は、3代茶屋四郎次郎清次が安南国あての朱印状を家康から交付されたことに始まり、東アジア各地へと広まり、以後5代目延宗にいたるまで、計11回、朱印船を派遣している。この絵巻には、尾張茶屋家二代目の茶屋新六郎が、慶長17年(1612)に交趾国の国王に貢物を献上するところが描かれている。尾張茶屋家(中島家)の菩提寺である情妙寺に奉献され、今日まで伝えられたものである。
東京福祉大学HPに茶屋家の歴史と“茶屋船交趾渡航貿易絵巻”の写真も載せられているでご覧ください。
http://www.tokyo-fukushi.ac.jp/nakajima.html
*東京福祉大学は、尾張茶屋家の当主である中島恒雄氏が創立した。中島恒雄氏は、尾張茶屋家の茶屋四郎次郎清延の第17代目の直孫にあたる。現在、名古屋城の南、本町筋の尾張茶屋家の屋敷跡には、学校法人茶屋四郎次郎記念学園名古屋福祉保育柔整専門学校が創立されている。

“茶屋船交趾渡航貿易絵巻”(情妙寺蔵)

情妙寺

“茶屋船交趾渡航貿易絵巻”に描かれる日本人町
関連 【ホイアンと日本人の係わり】
http://homepage2.nifty.com/heritage200/vietnam/japan.htm

現在のホイアンの河口の写真

日本人町ホイアンの位置

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