2008/5/21
「愛と平和の詩」
6月14日のシティウエストでのイベント。
今回で3回目になる「愛と平和の詩Vo0l.3」。愛とか平和とかタイトルをつけると、なんか夏になると必ずどっかで行われる「平和のイベント」みたいに思われるかもしれないけど、決してそんなイベントじゃない。みんなで手をつないで「平和」を叫びながら、ジョンレノンの歌を大合唱なんかしたくない。このイベントはそんなイベントじゃない。
主催の細川さんが配慮してくれて、たまたま俺の「愛と平和の詩」という歌がそのままイベントのタイトルとなった。だから出演者にもテーマもないし自分の好きな歌を歌ってもらえればいい。老いも若きも、歌の好きな人たちが集まってみんなで音楽を楽しめたらいい。誰にも何も押しつけない、力の抜けた、でも中身の濃い良いイベントになればいいと思う。
今回は細川さんが呼んでくれるタイバンとは別に、俺の音楽仲間のパルナス田仲さんと井上徹氏が組んだユニットが出演してくれる。どんなのやるのだろう?考えただけでも楽しくなる。当然俺の相棒のとよだもライブに乱入してくるだろう。タイバンの人にはちょっときついかも。
前回は東京からアコボの主催者、井上ともやす氏を呼んで歌ってもらった。気合の入った歌。めっちゃ良かったし、濃いかった。このイベントが続く限り、毎回いろんなところから俺の音楽仲間に出演してもらうつもりだ。俺も今年も東京で行われるアコボの出演が決まった。
何年か前、真夜中に目が覚めてたった10分で「愛と平和の詩」という詩ができた。その時なぜかこの歌は絶対に歌わなければいけないと感じた。そしてこの歌を歌うために10何年ぶりにソロ活動を再開した。この歌は、愛がどうとか、平和がどうとか、自分の考えを押しつけている歌では決してない。
俺は伝道師でもないし、平和を語れるほど活動家でも偽平和主義者でもない。まして人生観を人に語れるほど生きちゃあいないし、思想や哲学の本を読みあさったわけじゃない。大嫌いな偽宗教家でもない。そんなのは俺の役目じゃない。
ただ俺が70年代を生きてきて70年代は俺にとってなんだったんだろう?
俺はあの時代に一体何を感じていたんだろう?
何を感じ、何を思い、どう生きてきたんだろう?
あれから今俺が感じていること。
今の時代はどうなんだろう?
70年代とどう変っているのだろう?
今の時代をみんなは一体どう感じているんだろう?
そして俺たちは今何を感じてどう生きていけばいいのだろう?
俺たちはどこに向かっているんだろう?
自分なりに愛について考えてみる。自分なりに平和を感じてみる。そして自分に、みんなに問いかけてみた。俺の書いた「愛と平和の詩」はそんな歌だ。
自分の歌を通して誰かに何かを感じて欲しいという思い。それは大切だ。だがその思いを決して強要しない。強要した瞬間に歌じゃなくなる。どこかの国の軍歌と変らない。
人になんとか伝えたいけど言葉に出来ない心の震え。震える心から詩が生まれる。吐き出される心の痛みと悲しみ。心から湧き出る歓喜。そして疑問。心の言葉が詩になり、メロディーになり、そして一つの歌になる。
自分を振り返ってみる。今、自分が立っている場所を確かめてみる。
今日はちゃんと立っているだろうか?
真っ直ぐ前を向いて歩いているだろうか?
俺は勘違いしてないだろうか?
頭だけ進み過ぎちゃあいないだろうか?
自分の思いを人に強要していないだろうか?
偽平和主義者や偽宗教家になっていないだろうか?
いや、俺は平気な顔してミュージシャンだと言い切る、勘違いした偽ミュージシャンになっていないだろうか?
俺はミュージシャンと呼ばれるほど歌もギターも極めていないし上手くもない。ただ歌うことが好きなだけのどうしょうもない男。しかも要領の悪い生き方しか出来ない。でもこんな俺にも仲間がいる。ほんとに音楽好きな仲間と一緒にいる。
幾つになってもやめられない。
たとえ一人になってもやめようとしない。
幸せの価値が斜めに傾いているのかもしれない。
ほんとはめっちゃ寂しいのに、その傾きを心地良く感じている。
たかが音楽。されど音楽。「愛と平和の詩」。
好きなものは純粋に好きでいたい。
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