本日お昼前、赤坂のフォトグラファーズラボラトリからワシの携帯に「岩泉線のポストカードが出来上がりましたよ」という電話が!\(^o^)/ 本当は写真展のスタートに併せて販売を開始したかったのですが、製作が遅れに遅れ、写真展も終了間際に滑り込みセーフという、超難産のこのポストカード。写真展の残り期日を数え、カレンダーを眺めながら、完成の日を一日千秋の思いで待ちこがれておりました。
早速完成品を拝見すべく、お昼休みに会社を抜け出して、フォトグラファーズラボラトリへ。これが完成品のケースです。皆さんのご尽力により、見事な形に仕上がりました(*^o^*)
そしてこちらが中身の一部。ケース入りは10枚1組になっています。写真は主に、前回のワシの写真展「岩泉線 山峡の細き道」(平成18年4月29日〜5月15日。岩泉うれいら通り商店街にて開催)の作品を中心にセレクトしました(なお、未発表の新作が2点あります)。
さて、この岩泉線ポストカードの作成の経緯については、まだ皆さんに詳しくお話ししておりませんでしたので、ここで改めてご紹介します。
最初に「ポストカードを作らないか」と勧めてくださったのは、岩泉うれいら通り商店街にある「達人工房」の工藤さんの奥さんでした。最初は確か、前回の写真展「岩泉線 山峡の細き道」の期間中に、トイレを借りに行ったか何かでご挨拶をしたんじゃなかったかな?(^^;) そのころはまだ「達人工房」もオープンしておらず、現在展示ルームとして公開されている蔵もまだ閉ざされたままで、「船坂さん、岩泉に写真取りに来たときには、ここに泊まっていきなよ」なんて勧められたりしておりました。でも、真冬にここに泊まったら凍死しそうですよ、工藤さん(^^;;)
写真展が終わって3ヶ月ぐらい経ってから、撮影の合間に吉専書店の小松さんに挨拶に行ったところ、工藤さんの蔵が「達人工房」としてオープンしたと聞き、小松さんに連れられて工藤さんの蔵を再訪してみました。ポストカードの話が最初に出てきたのはこのときだったと思います。写真集よりももっと手軽に売れるものがあるといいよねという話になり、「なら、ポストカードはどうだろう」と工藤さんが口火を切り、小松さんが「それはいいね。ぜひやろう」という具合になりました。ただ、もちろん制作費がかかりますから、先立つものをどうするのかという問題もあって、実際に日の目を見たのは1年以上先のことになってしまったのですが・・・・・
話が動き出したのは、今年の8月、今回の8人展「岩泉線讃歌」の打ち合わせに岩泉に行ったときです。小松さんとともに、商店会の八重樫康会長、ホテル愛山の中村社長と相次いで会談した折、商店会のほうで予算を組んでポストカード制作費を出すという青天の霹靂のようなありがたい提案を受け、渋っていたワシも二つ返事で承諾しました。制作は前回と今回の写真展でパネル作成をしていただいた前述のフォトグラファーズラボラトリにお願いしました。
デザインについては、細かいところはフォトグラファーズラボラトリのデザイナーの林さんにお願いしましたが、大まかな部分では商店会の皆さんの意見を積極的に取り入れており、まさに「岩泉うれいら通り商店街オリジナル」の名にふさわしいものになっています。例えば宛名面。下記のように中央部分に岩泉線の路線略図が薄緑色で配されていますが、これは(たぶん)小松さんのアイデアです。最初デザイナーの林さんはもう少し濃い緑色で原案を書いてくださったのですが、商店会の皆さんから「もう少し薄い色のほうが」という指示があり、試行錯誤の末にこの色に落ち着きました。ポストカードとして仕上がった現品を今日改めて見ると、このアイデアは大正解だったように思います。
画面左下に配した「岩手・岩泉」のロゴも、商店会の皆さんのアイデアで新たに作ったもの。山の形はもちろん岩泉の象徴・宇霊羅山をあしらっています。「何か岩泉を象徴するようなロゴがあった方がいいよね」という提案が出て、いろいろ検討した結果、「全く新しく作ってしまおう」ということで、商店会側の原案を元に林さんが作りました。

ケース裏面には「発行:岩泉町うれいら通り商店会」の文字が誇らしげに入っていますが、このポストカードは船坂晃弘という個人を越えて、商店会の人々の知恵と想いが詰まった、商店会自主企画の名にふさわしい作品となりました。「商店会自主企画のポストカード」というのは、大変全国的にも珍しいのではないでしょうか? 本当に素晴らしい、そして楽しい共同作業でありました。こんなに素敵な商店会の皆さんに出会え、そして一緒にこのポストカードを世に出せる幸せに、心より感謝しております。商店会の皆さん、フォトグラファーズラボラトリの皆さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
なお、このポストカードですが、明日13日と明後日14日、岩泉町うれいら通り商店街にて開催中の写真展「岩泉線讃歌」会場にて販売いたします。10枚1組のセットで1000円です。写真展終了後は岩泉うれいら通り商店街各店舗で販売するほか、webでも注文をとれるよう現在注文フォームを作成中です。また、今後は県内外の観光施設・小売店などにも販売促進を呼びかけていく予定です。
岩泉うれいら通り商店街は、このようにオリジナルポストカードを作成したり、商店街の道路の再舗装や親水スペース(龍泉洞から流れ出る清水川の水を引いている。つまり、あの名水「龍泉洞の水」と同じ水です)の導入などの景観改善に努めたりするなど、元気いっぱいに頑張っている商店街ですが、実際に訪問してみられた方はお分かりのように、年々空き店舗が目立つようになり、現実は非常に厳しいものがあります。我々のこよなく愛する岩泉線の終着駅・岩泉の町がより発展し、活気ある町になるよう、このポストカードが少しでも貢献できることを願ってやみません。

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