東野圭吾さんの『さまよう刃』少し前に読みました。
少年犯罪のお話しと知って読みたいと思っていたところに上司が貸してくれました。
このお話しの中で、事件に携わる人たちの目線が限りなく世論に近くて、例えば犯罪をおかした若者が被害者の親族に報復されるとなった時に、警察官という立場であるある登場人物は、その若者を報復から守ることに意味はあるのか、それは正義なのかと自問自答します。そして法律事務所に勤める未来の弁護士も、キレイ事を並べるのかと思いきや、自分の中にある人としての感情と、あだ討ちを許してしまったらこの国は無法地帯になってしまうという葛藤を抱えていたり、被害者と同年代の子をもつ親が心密かに、若者が逃げきれず、被害者の親族が報復を果たせることを祈っていたりといった具合でした。最後まで共感しながらこちらも祈るような気持ちで読みました。読みながら、陪審員裁判制も始まったこともあり、法律と世論というか人としての当たり前の感情の間のギャップの大きさをより意識する小説でした。
何よりこの小説には、罪を憎んで人を憎まず、とか加害少年の未来の為にとか、そういったことばかり主張するような人はあまり出て来ないので安心して読めるね、と友達とも話していました。
あれっ

インプラスの防音性のお話しもしようと思ったのに、また本のお話しになってしまいました


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