通常のレジンキットでは見られない問題がパーツの洗浄(というか離型剤落とし)の際に報告されることがあるようなので紹介しておきますね。うちのキットの場合、使用されている離型剤は「フッ素系の離系剤」という物になるんですが、これは家庭用の中性洗剤との相性がかなり良い物らしく、パーツを沈めた水に中性洗剤を混ぜて一晩放置しておくと離型剤がパーツから浮き上がってくる感じになってくるので、更にパーツの表面を歯ブラシで擦りながら水で流してやる程度で十分に離型剤は落ちてしまいます。
で、この場合はまず問題は生じないんですが、以下のような洗浄の仕方をすると「色移り」という問題が生じるケースがあるようです。離型剤落としとして利用されているものの中に成分が結構きついものがありますよね?ああいったものの中には、パーツの表面に微妙に浸透してパーツ表面の状態をやや不安定(軟化?)させるものがあるようです。
最終的に洗い流して乾かせば実用上問題は無いんですが、カラーレジンの商品の場合、異なる色のパーツを同時に離型剤落としで洗浄すると、濃い色のパーツの色が薄い色のパーツについてしまうケースが報告されています。
これは、離型剤落として着色剤が溶け出して他のパーツが染まってしまうわけではありません。極たまにみられる現象なんですが、どうやら離型剤落としの影響でパーツ表面の状態が不安定になった状態で異なる色のパーツ同士が直接触れ合っている状態が続くと濃い色のパーツの色素が薄いパーツ側に移ってしまうということのようです。酷いケースになるとパーツの内側にまで浸透してしまうケースもあるそうでパーツ表層をペーパーがけしても落ちないことがあるそうです。こうなってくると、カラーレジン本来の利点が失われてしまうことにもなりますので、事前に注意が必要です。
まあ、対策は極簡単で、、、、「
パーツの洗浄作業は色別に行え」ってだけなんですね。
注:ここで取り上げているのは「パーツの色がみるみる溶け出してくる」なんて話ではないので絶対に誤解の無いように。