フルカラード・バニータマ姉リリースの際に告知したことですが注意を喚起するため再度話題に。
通常のレジンキットでは見られない問題がパーツの洗浄(というか離型剤落とし)の際に報告されることがあるようなので紹介しておきますね。
ぶっちゃけた話し、どんな離型剤落としを使おうが「
異なる色のパーツ同士」を一緒に漬け置き洗浄すると色移りを生じる可能性があります。
離型剤落としの専用品だろうが最近話題になる入れ歯洗浄剤(ポリデントなど)でも実際に発生しています。
と、いうか相田が実際に確認した報告例(うさPハウスのキットでの例ではない)の最初の物はポリデントを利用したケースでした。。
ブレーキクリーナーでパーツを洗浄した際に洗浄液がかすかに染まる(パーツの色が薄くなるようなレベルではない)ことがあり、表面が「かすかに」に粘るような微妙な感覚があるような気がしたので、この状態で異なる色同士のパーツが長時間接していると色移りが生じるのでは、、、と感じましたので、喚起を促すことにしました。
現時点では うちのキットで実験した限りブレーキクリーナを用いて短時間の洗浄を行った場合、色移りの問題発生は確認していません。ただ超時間異なる色同士を接したまま漬け置き洗浄を行うと問題が発生しやすいかな、、、、、といった印象を持ちました。キットがもったいないので本格実験をしていないのですが今後もこういったキットを用意するつもりがあるので今後実験はするつもりです。
実際に色移りの問題の発生例は「入れ歯洗浄剤」利用したケースでも確認しています。しかし「ブレーキクリーナー」などに比べて「入れ歯洗浄剤」が強烈な成分とはちょっと考えにくいかと思います。しかし石鹸、洗剤以外の、マイルドな物でない洗浄剤を使ってパーツの表面が不安定な状態になったまま超時間異なる色のパーツが触れ続けるとこういった問題が起こるのではないかと考えます。現時点ではあくまでも仮説ですが、まあ、実際にはどんな洗浄剤を利用するのが良いなんてことを検証する必要は特に無いですよね。異なる色のパーツ同士を混ぜて洗浄しなければ100%解決するんですから。
以下は改定前の内容。
うちのキットの場合、使用されている離型剤は「フッ素系の離系剤」という物になるんですが、これは家庭用の中性洗剤との相性がかなり良い物らしく、パーツを沈めた水に中性洗剤を混ぜて一晩放置しておくと離型剤がパーツから浮き上がってくる感じになってきて、更にパーツの表面を歯ブラシで擦りながら水で流してやる程度で十分に離型剤は落ちてしまいます。
で、この場合はまず問題は生じないんですが、以下のような洗浄の仕方をすると「色移り」という問題が生じるケースがあるようです。離型剤落としとして利用されているものの中に成分が結構きついものがありますよね?ああいったものの中には、パーツの表面に微妙に浸透してパーツ表面の状態をやや不安定(軟化?)させるものがあるようです。
最終的に洗い流して乾かせば実用上問題は無いんですが、カラーレジンの商品の場合、異なる色のパーツを同時に離型剤落としで洗浄すると、濃い色のパーツの色が薄い色のパーツについてしまうケースが報告されています。
これは、離型剤落として着色剤が溶け出して他のパーツが染まってしまうわけではありません。
極たまにみられる現象なんですが、どうやら離型剤落としの影響でパーツ表面の状態が不安定になった状態で異なる色のパーツ同士が直接触れ合っている状態が続くと濃い色のパーツの色素が薄いパーツ側に移ってしまうということのようです。酷いケースになるとパーツの内側にまで浸透してしまうケースもあるそうでパーツ表層をペーパーがけしても落ちないことがあるそうです。こうなってくると、カラーレジン本来の利点が失われてしまうことにもなりますので、事前に注意が必要です。
(離型剤落とし自体の影響については確証なし。もともとレジンという素材自体が不安定で、離型剤を落としてしまったことで染料が接している他のパーツに移るのかもしれない。)
まあ、対策は極簡単で、、、、「パーツの洗浄作業は色別に行え」ってだけなんですね。
注:ここで取り上げているのは「パーツの色がみるみる溶け出してくる」なんて話ではないので絶対に誤解の無いように。
注2:近年ホビー誌のHOW TOページで取り上げられている「
入れ歯洗浄剤」を用いた離型剤落とし作業でも色移りの事例の報告例はあります。パーツの「漬け置き洗浄は色事に分けて行う」ようにすれば全く問題はございません。