バドミントンを始めたい。という50代の男性がビアーズの練習に参加した。
実はこの方、私ら夫婦の行きつけの焼鳥屋の常連客だ。
「私、子供のころはほんとうに運動神経良かったんですけど、ずっと運動やってなくて運動不足なんで全身運動がしたいんですよ。バドミントンの練習に参加させてもらえませんかね?」とおっしゃる。「全身運動なら水泳の方がお手軽じゃないですかね?」と言ってみたが、バドミントンがやってみたいと言うので練習に参加して頂いた。ビアーズはまるっきりの初心者でも受け入れOKなのだ。
まあ、飲んでいるときの話だから話半分くらいに思っていたのだが、練習日になると本当に現れた。
しかも、彼の家から体育館までは8キロ以上離れているのではないかと思うのだが、自転車で来たと言う。車で来ると言っていたのになぜ? と問うと、どうせだから体力作りのためにという。体力を取り戻すことに対する、大変な意気込みを感じる。50代のチャレンジャー登場だ!
まずは、どの程度打てるものなのか試しに打ち合ってみる。私の打った羽はほぼ返って来ない。大変な空振り率の高さだ。
テニスなどのラケットスポーツの経験者なら、当てるくらいはなんなくできるものだが、その経験はないようだ。ラケットの長さが頭の中にインプットされていないから当たらない。ずっと手元近くの、素手で受ける距離くらいのところでシャトルを捉えようとしている。
まずはイースタングリップを教える。それからラケットの長さを知覚できるように、腕とラケットを伸ばした位置に、シャトルを手投げしてやり打たせるノック。
今日はこのメニューだけで終わりでいいかもと思うほどに進歩は緩やかだったのだが、バドを初めて数カ月の新人が登場したので、そちらのレベルに合わせて、2人まとめてネット越しの初歩的なノックを切り替える。
締めて20分くらいの練習で、「すいません、心臓が持たない。休ませてください」と彼の口からギブアップ宣言。そのまま見学で練習を終えた。
私から見ると、ほとんど体を動かしていないように見えたのだが、ずっと体を動かしていなかった人が、急にスポーツを始めるというのは大変なことらしい。ましてや意気込みすぎて自転車で来てしまったことが疲労を増すのに一役買ったことは想像に難くない。
これに懲りるか、今後も続けるかは本人次第だが、50代で新たにスポーツを始めようというチャレンジ精神は尊敬に値すると思ったね。できれば続けて欲しい。
いつもの焼鳥屋でお会いしたときに、そのチャレンジ精神を褒め称えたら、気をよくしてまた来てくれるかな?
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