盆休み、3泊4日で北海道室蘭市に帰省した。仕事を終え、その日の羽田−千歳最終の飛行機に乗った。
飛行機は約1時間遅れ、千歳から室蘭方面へ接続の最終列車に間に合うかどうかの瀬戸際となった。手荷物を預けた人は間に合わなかった。私は間に合った… はずであった。
最終電車に乗ったものの、アナウンスは「札幌には後発のエアポートライナーより先に到着いたします」の自動音声を繰り返すが、“次の南千歳で函館方面乗り換え”のアナウンスがさっぱり無い。南千歳を通過するのか? と思っていたところで北海道育ちの私でもよく聞き取れない訛りの強い車掌のアナウンスは、多分次の駅は南千歳と言ったのだろうが、俺にはそうは聞こえなかった。間違ったかと思い、ホームで駅員に急ぎ確認しようと思い車外に出たが、ホームに駅員はいなかった。そして躊躇したもののドアが閉まるのを見送った。結局の所、最終接続を逃したのだった。遅れた飛行機か、不親切なJR北海道の案内か。自分の間抜けぶりか。やり場のない怒りを覚える。
待っている両親に、飛行機の遅れで帰宅が明朝になると連絡してから、さてどうしようと考える。
実は、愛用の折りたたみ自転車を空輸して千歳から室蘭までの約100キロを走ろうかという案もあったのだが見送っていた。結果論からすると見送るべきではなかったと思ったが、今更そう思っても何もならない。幸いリュックサックの中にはいつものようにポンチョが入っている、野宿可だ。札幌でラーメンでも食って大通り公園で野宿するか、と決める。札幌行きの列車はまだあった。
札幌に到着、駅を出て道路を渡るとそこには屋台のラーメン屋があった。
実はこのラーメン屋、去年も来ている。室蘭から札幌まで自転車で走ったおり、ここでラーメンを食べていた。
のれんをくぐると、先客の若い女性二人組が店のお姐さん(私より年上)と話をしていた。「私たち、立教大学の学生で埼玉県の新座市から来たんですよ」と言っていた。店のお姐さんも「私も20年も前だけど新座の野火止に住んでいたんだよ」という。「おや、私も新座に住んでいるんですよ」と私。なぜかこんなところで新座縁の4人が顔を合わせる。「そういえば、お兄さん前にも来なかったかい?」とお姐さん。よく覚えているなあ。
ラーメンのお味は、スタンダードな札幌ラーメン、熱々で夏に食べると汗だくになる。味覚を伝えることはできないがラーメンの写真は撮っておくべきだったなあ。また次の機会に。
写真の耕耘機はこの屋台を毎日引くのに使っている「オワル君」、名前の由来はこの耕耘機が店を畳む日まで使い続けられるようにというところから来ているそうな。
ラーメンを食べた後、「また来年おいで」と見送られ屋台を後にする。
そして大通公園で朝まで過ごしたのであった。
2008.9.1

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