行動学からの詳細な議論については、(データとしては古くなってしまうが)コンラート・ローレンツの『人犬に会う』(至文堂)を参照するとよい。
さまざまな犬種ごとの犬を繁殖させて販売する業者を犬のブリーダーといい、各ブリーダーの犬舎を、しばしばケンネル、ケネルとも呼ぶ(英語 kennel から)。各国で犬種の管理等を行う蓄犬団体は「ケネルクラブ」と称し、日本にも社団法人ジャパンケネルクラブがある。
1990年代以来のペットブームの中、犬は高い注目を集めてきている。人気犬種は時代によって変わるが、1990-2000年代に話題を呼んだ犬種としては、シベリアン・ハスキー、ゴールデン・レトリバー、ウェルシュ・コーギー、ブルテリア、ダルメシアン、チワワなどが挙げられる。
ただし、特定の犬種に人気が集まるいわゆるブームが起こるのは、日本特有の文化であると言われている。
また、そのブームに比例してドッグウェア(犬に着せる服)も様々な多様化したブランドが進出し、これもまたブームとなっている。
最近では、愛犬と飲食できるドッグカフェ、愛犬と運動できるドッグラン、愛犬と旅行中に泊まれるペンションやホテルなどが増えている。また、愛犬を癒すためのドッグセラピーも人気である。
漫画『ピーナッツ』のスヌーピーのビーグル犬、『動物のお医者さん』(チョビ)によるシベリアン・ハスキー、ディズニー映画『101』によるダルメシアン、アイフルのテレビCM(くぅーちゃん)によるチワワなど、テレビ・映画・漫画などの影響で、期せずしてブームとなった犬種もある。
また、子犬を鼻先からアップで撮影した The Dog シリーズをはじめとして、じゃがいぬくん、しばわんこ、お茶犬、アフロ犬など、犬をモチーフとする最近の(いやし系)デザインやキャラクターものは、枚挙にいとまがない。
しかし、犬は愛玩動物として飼育されている数が多い分、人間による虐待・虐殺により、命を落とすものや、「捨て犬」として不法に遺棄されるもの、あるいは飼い主やその家族の身勝手無責任な理由よって保健所に送られるものも少なくない。例年、非常に数多くの犬や猫たちが、全国の保健所施設で殺処分されている(2006年度で犬86,000頭余)。特定の動物の遺棄や虐待は動物愛護法で処罰されることがある。
さらに、離島などで野生化した野犬(やけん)の存在は、野猫や人為的に持ち込まれたマングースとともに、絶滅が危惧される小動物にとって、大きな脅威となっている。
ロシアでは、航海の安全を守る守り神として犬を乗船させる習慣がある。

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