以前、友人から、一冊の小冊子をいただきました。
その内容は「言葉の大切さ」を教えてくれるものでした。
人の欠点やアラばかりが気になり、それを指摘せずにはおれない性格の、優秀な頭脳を持った大学院生。
実際その指摘は的を射ており、ストレートに相手を打ちのめしました。
その犠牲者は、ろくな準備もしないで教科書丸読みの、つまらない講義をする教授にまで及びます。
そんな彼に友達ができるはずもありません。
協力者のいない彼は、いつしか研究もプライベートも、全てうまくいかなくなってしまいます。
ノイローゼ気味になった人間が選ぶのは、犯罪か自殺か逃避だそうです。
逃避を選んだ25歳の彼は、湾岸戦争直後のイスラエルへの一人旅に出ます。
そして、今まで言葉の毒を撒き散らしてきた彼には、到着直後から数々の不運が襲いかかります。
いわく、入国手続き前のトイレに財布を忘れる。半分に分けておいた金を、詐欺両替商に騙され、さらに半分にしてしまう。
暖かいはずと聞かされていたイスラエルが70年に一度の寒波で、軽装の彼を襲います。
途方に暮れてとぼとぼ歩いていた彼に、一人の老女が声をかけます。
泊まるところと暖かい食事を提供してくれた上に、何でもうまくゆくようになる魔法の言葉を教えてくれるといいます。
それは、Thank you. と I appreciated you.でした。
どちらも感謝するという意味ですが、嫌な事や腹の立つ事があったら、Thankyou.良い事が起こったら、I appreciated you.がいいといいます。
日本語にするなら、「ありがとう」と「感謝します」でいいそうです。
旅行中、彼は徹底して、Thank you. と I appreciated you.を実践しました。どんなに変な目で見られようと、声に出して実践したそうです。
人にはツイてる、ツイてない、という『ツキ』というものがある、そのツキを呼び込む魔法の言葉があるというのです。
その言葉というのは、「ありがとう」と「感謝します」の二つの言葉。
普段、誰でもよく使う言葉だけど、例えば何か嫌なことがあった時に「ありがとう」と言う。
寝坊して遅刻しそうでイライラする、そんな時「イライラさせてくれてありがとう」。
車で事故っちゃった!そんな時も「ありがとう」。
それは「災い転じて福となす」という言葉があるように、どんな不幸と思われる出来事も、幸せと感じる状況に変えてくれるという。
そうしていくうちに、だんだんマイナスに考えてしまいがちな事も、プラスに変わっていくそうです。
確かに、イライラして「ムカつく〜」や「バカヤロー」なんて言ってたら、どんどんイライラ度は増す一方で、いい事なんか無いですもんね。
ありがとうを漢字で書くと、『有難う』。難が有っても「ありがとう」
と言うんだそうです。
ありがとうございます。