私たちは何のために生きているかというと、
命をつないでいくことに尽きると思います。
――草場 一寿さん――
草場さんが、沖縄に行ったときのことです。
ちょうど先祖供養のお祭りがあり、友人に連れられて行くと、
なんとお墓の前で、みんなが飲めや歌えやの大宴会をしていたので、
驚いたそうです。
それで、理由を聞いたら、こういう答えが返ってきました。
「ご先祖さまは、あなたたちの中にいるんです。
生きているあなたたち、
未来を背負う子どもたちが光り輝いているのが、
最高の先祖供養。
だからこうやって、楽しく幸せであることを
ご先祖さまに見ていただくんですよ」
僕たちがこうして生きていられるのは、おとうさん、おかあさん、
おじいちゃん、おばあちゃん…10代前に遡るだけでも1024人にものぼる、
膨大な人が生きて、命をつないでくれたからなんですよね。
そして、僕たちのご先祖さまは、
食べ物も少なく、暖房もろくになく、
家だって隙間風がぴゅーぴゅー吹いていたり、
戦乱があって、明日をもしれない恐怖に怯えたり、
高い年貢を納めるために命を削って畑を耕したり…
さまざまな苦労をしながらも、生きて、命を遺してくれたのです。
そして、生きるのに精一杯の日常の中でも、
少しでも住みよい社会を作ろうと努力してくれたからこそ、
今、こうして、平和な世の中で僕たちが暮らしていけるのです。
今のように、コンビニで24時間、好きなものを買って食べられることだって、
ご先祖さまからしたら夢のようなことなんですよね。
戦争をしていたら、命の心配なく、夜ぐっすり眠れることだって
泣きたいほど渇望したことでしょう。
自由に恋愛して結婚することですら、
おばあちゃんやひいおばあちゃんの時代だって、難しかったのです。
そう考えると、今、僕たちは、
ご先祖さまが夢に描いていた、天国の世界に生きている、
と言えるのかもしれません。
ご先祖さまが必死で生きて、国を作り、子孫を残してくれた、
夢のバトンを受け取っているのです。
この平穏な日々は、膨大なご先祖さまの上に築かれた、
夢の世界なのでしょう。
だから、ご先祖さまの分も、
僕たちが感謝しながら、たっぷりとそれを満喫すること。
僕たちが幸せに暮らしていることが、一番の供養になるのでしょう。
そして、もうひとつ、やることがあります。
草場さんは、
「私たちは何のために生きているかというと、
命をつないでいくことに尽きると思います」
とおっしゃいます。
僕たちが夢のバトンを受け取ったように、
今生きている人は、未来の人たちのために、
住みよい地球や、子孫を遺すことで、
バトンを繋げていくのです。
毎日をただ、自分のためだけに使うこともできますが、
自分が受け取っているものを改めて想うと、
「この体を使って、何かを遺す」ために、
僕たちは 命と体をもらって、地上に生まれてくるよう
選ばれたのかもと思えてきます。
今日は、クリスマス。
どんなプレゼントをもらっても嬉しいですが、
今まで受け取った中で、一番嬉しかったプレゼントは、
「この体」かもしれません。
いろいろなことを感じられる体。
いろいろなことをやることができる体。
この、一人一つずつ授かっているかけがえのない体…。
聖夜には、この体をくれた、たくさんの、
名前も顔も知らない、けれど、確かに存在していた、
大切なご先祖さまに想いを馳せてみるのも
ステキかもしれませんね!
皆さま、Happy merry Xmas!!
ありがとうございます。