隙間風や湿気防止のために、和室の畳の下に新聞紙などを敷いているお宅をよく見かけます。
先日お伺いしたお宅では、新聞紙の代わりに「床養生シート」が敷いてありました。
本来、「床養生シート」は、新築・改築時等に大工さんたちが養生のために使うシートです。クッション性と防水性が有り、仕上がった床に傷や汚れなどをつけないために使用します。
お客様によると、以前、大工さんが畳がカビないようにと、
防水性がある「養生シート」を敷いてくれたそうです。実際、畳の表にも裏にもカビは見当たりませんでした。しかし、養生シートを剥がしてみると、床板(座板)は手で触っても湿っているのが判るほどで、カビだらけの状態でした。
養生シートの防水性が仇となり、床下の湿気とシート裏面の結露などによりこうなってしまったと考えられます。これでは、畳は守られても肝心の家の基礎(土台)がすぐに傷んでしまいます。
このお客様のお宅は床下の湿気がひどく、冬場でも床下の土が湿っている程。新聞紙を敷いてもすぐ湿ってしまったとのことです。ですから、大工さんは善かれと思い、防水性の高い養生シートを敷いたのでしょうが、家にとっては逆効果になってしまっているようです。
結局、床下に建築カーボンを敷き込むと共に、畳の下の養生シートを全て撤去させてもらいました。
「その場しのぎではなく、長い目で考えないと駄目だね。」
お客様もこの状態を見て納得されていました。
皆さんも、一度、和室の畳をあげてチェックしてみてはいかがですか。