2007/12/25

泡瀬環境保全委/クビレミドロ生育成功  

2007年12月19日(水)沖縄タイムス 朝刊 2面

泡瀬環境保全委/クビレミドロ生育成功

 中城湾港泡瀬地区埋め立てに伴う環境対策を検討する環境保全・創造検討委員会の海藻草類専門部会が十八日、那覇市内で開かれ、人工的に育てた絶滅危惧種の藻類クビレミドロが産卵し、第二世代の個体が生育していることが報告された。これまでの人工的生育では産卵は行われたが、その卵が成長することはなかった。

 人工的に育てたクビレミドロで産卵を繰り返す技術を確立すれば、同種の保護のほか未解明部分の多いクビレミドロの研究も進むと期待されるという。

 同部会座長の野呂忠秀・鹿児島大教授は「海藻類で世界的に同様の成功例はマリモくらい。水生生物保護の手本になる可能性もある」と評価した。

 これは事業主体の沖縄総合事務局が行っているもので、実験室で育てたクビレミドロを屋外の実験プールに移植したところ、夏に産卵し、さらにその卵から新しいクビレミドロが生育しているのが今月になり確認された。また卵の状態でこのプールに移植したところ、ここでもクビレミドロの生育が確認された。

 会議ではこのほか、同地区の海底で二〇〇五年度から行われている、移植した海草の生育に適した環境づくりについての実証実験結果も報告され、波よけの構造物と一定量の盛り砂が海草定着法の一つとして効果があるとの結論を了承した。
0

2007/12/13

ジュゴンが生きる沖縄の海  

沖縄関係でわかりやすい映像を見つけたのでご紹介します。

「ジュゴンが生きる沖縄の海」
http://www.japangreen.tv/mv/?cat=ch3&fn=9

イギリス・ロンドンに本部をおくブロードバンドベースの環境専門ネット放送 green.tv Japan の映像です。ほとんどの番組は日本語字幕つきの英語放送ですが、このジュゴンの番組は日本語で製作されています。また、この番組を含め、green.tv Japan のほとんどの番組は5分程度で要領よくまとめられているようです。ぜひご覧ください。

泡瀬やトゥドゥマリにも取材に来てくれないかなぁ〜。

水間八重
0

2007/12/5

泡瀬埋め立て第2区域は推進困難  

なんだか,第二区の埋立をやめるのという「正義」をふりかざして,第一区の埋立を容認している.
そもそも,第二区の埋立なんて,内閣府ですら,とっくにあきらめてるって話もあるのに.
埋立面積が半分になるということは,計画全体が大きく変わるということなのに,工事の中断もせず,「埋立ててから考えましょう」というわけだ.
まったく,あきれるね.

沖縄タイムス 2007年12月5日(水) 夕刊 1面

泡瀬埋め立て第2区域は推進困難/沖縄市長
 【沖縄】中城湾港泡瀬沖合を埋め立てる「東部海浜開発事業」について、東門美津子沖縄市長は五日午後、臨時庁議を開き、「第一区域の工事は現行通り進める。土地利用計画は見直す。第二区域については推進は困難。具体的計画の見直しが必要」との方針を市幹部に伝えた。同日中に市議会議員に説明した後、記者会見を開いて正式発表する。
 市はこれまでに、「第一区域(約九十六ヘクタール)は工事が進んでおり、中止は難しい」などと判断。宿泊六施設が予定されている土地利用計画についても、バブル期の一九九二年調査を基に推計されたことから今後、時代に合った見直しを検討するとしていた。二〇一三年ごろ着工予定の第二区域については、一部が米軍泡瀬通信施設の保安水域にかかり、絶滅危惧種の生息地が含まれることから、人工島の変更や中止も含めて県や国と調整が残るとして、最終結論は市幹部や市議会の与党議員にも伝えていなかった。東門市長は、市議会十二月定例会が始まる六日までに、全市議三十人に説明する考えを示していた。

 東門市長は、推進と中止で市民の意見が割れる同事業について「市民にすべての情報を公開し、市民の声を聞いて判断する」と公約に掲げ、〇六年四月市長選で推進派候補を破って当選した。

 就任後は、公募で選んだ市民と学識経験者で組織する東部海浜開発事業検討会議を設置。今年七月には同会議から埋め立て後の企業立地の見込みや環境問題などを精査した報告書を受け取り、「判断材料にして年内に結論を出す」としていた。

[ことば]東部海浜開発事業 国と県が中城湾港新港地区の港湾整備のために浚渫した土砂を利用して約187ヘクタールの人工島を造り、その後、沖縄市が大型ホテルなどを誘致して経済活性化を図る計画。埋め立て造成の総事業費約489億円。沖縄市は土地購入費約184億円とインフラ整備約91億円を見込む。国の埋め立て工事は2002年に始まり、全体の約半分に当たる第1区域は、12年にも埋め立てが完了する。
0

2007/12/2

勇気を考える  

沖縄市泡瀬では,海上工事が進んでいる.
晩秋の絶望的な光景.
しかし,工事が進んでいるからということで,あきらめてはならない.
今,ここで立ち止まって,考えるべき問題が,社会・政治においても生物学においても,たくさんある.
合意形成も,何一つできていない.
泡瀬の生物多様性を守るために,私たちには「引き返す勇気」も必要なのだと思う.
クリックすると元のサイズで表示します
0

2007/11/30

干潟を歩きながら  

泡瀬の干潟を歩きながら友達としゃべる.
「東門さん,ひどいよね」
「ひどすぎるよ,,,」
Kさんは,泡瀬干潟の埋立を止められるのは東門さんしかいないと思って,市長選挙の時に,仕事をやめてまで選挙の支援をした.
この今・現在でも,東門沖縄市長が賢明な判断をして,泡瀬の状況を変えることができるし,その独断が許されている唯一の個人が東門さんなのだ.
新聞報道では,沖縄市が泡瀬第一工区の埋立を容認したとされているけども,東門さん本人も,まだすごく苦しんでいるようだ.
すぐ近くに味方がいない東門さんだけど,泡瀬の海が守られることを願って,あなたに投票したたくさんの市民がいることを思い出して,勇気を出して欲しい.
クリックすると元のサイズで表示します
沖縄市の「でーごほてる」で,一休プロジェクトのために秘密工作員のように働くKさん.
「俺,イスラムに生まれたら,絶対タリバンになってたよ」と彼は言う.
泡瀬の海を守りたいという強烈な思い.
私も同じで,もう泡瀬の埋立防波堤を爆破するしかないのかと思う.
泡瀬の埋立は,あまりにも筋が通らない(=非論理的)暴力で,私たちのパレスチナに他ならない.
「沖縄に生まれて,でーじよかったさ〜」と,思わせて欲しい.
政治家たちが,沖縄の未来に,社会と政治に,若者と子供たちに絶望を与えないようにして欲しい!
うにげーさびら,うにげーさびら,うにげーさびら.
(山下由)
0

2007/11/30

泡瀬の第一期工事はどのように容認されるのか  

琉球新報,11月29日朝刊:論壇
「泡瀬埋め立ての継続は疑問 立ち止まる勇気を持とう」


 本紙記事によれば,沖縄市は泡瀬の第一期工事区域の埋立を容認する方針を固めたようだ.泡瀬の海が守られること,沖縄の環境政策の転換を願っていた人々にとっては,大きなショックである.私は,2002年に「泡瀬干潟生物多様性研究会」を組織して,泡瀬干潟の海洋生物の調査を行なってきたが,泡瀬の第一期工事区域(以下,第一工区)の生態系の重要性と環境保全対策について知見を述べさせていただきたい.
 泡瀬の第一工区の面積は96haあり,そのうち約90haは干潟ではなく,干上がらない浅海域である.泡瀬のアセスメントでは,この約90haの浅海域に対して1地点でしか,海洋底生動物の調査が行なわれていない. この広い海域で,たった1地点でしか調査が行なわれていないため,第一工区の底生動物相の把握は全く不充分なものになっている.これは全国的に見ても,非常に杜撰なアセスメントである.
 多くの研究者や市民の調査で,第一工区の浅海域には様々な生物が生息していることが明らかになった.昨年,新種として記載されたホソウミヒルモ(海草類)やヒメメナガオサガニ(甲殻類),新種の可能性が高いニライカナイゴウナ(貝類)が生息しているし,スイショウガイ(貝類)の中城湾唯一の生息地であることも確認された.また,「レッドデータおきなわ」に登載された貝類も30種以上の生息が,私たちの調査で確認されている.
 私たちはこの第一工区の浅海域こそ「泡瀬海域の生態系の心臓部」であると考えて,その保全を訴えてきた.沖縄総合事務局は「レッドデータおきなわ」に登載された種に対して「モニタリングを継続するとともに,埋立予定地以外の周辺環境の保全に努めていくこととする」という一言で,具体的な保全対策を示さずに,泡瀬の埋立を継続している.生態系の連続性や全体性,個々の種の生息環境への科学的配慮に著しく欠けた対応である.
 以上のように,第一工区の生態系に対する評価や保全対策はあまりにも不充分であり,工事の継続を容認するのは大きな疑問である.このような杜撰な環境政策がまかり通るのであれば,今後も沖縄の海洋環境は大きく破壊されていくに違いない.
 また,第一工区の全域を埋立てるのではなくて,さらに埋立面積を縮小する選択肢もあるのではないだろうか.埋立後の土地利用計画が不充分であるならば,埋立面積そのものも当然ながら再度議論されるべきであろう.「御万人(うまんちゅ)ぬ宝」と呼ばれる泡瀬の生態系の世界的貴重性を考えても,埋立面積を少しでも削減することが望ましい.多くの生物や未来の人々のためにも,立ち止まって考える「少しばかりの勇気」が私たちには必要ではないだろうか.
 山下博由(神奈川県,貝類多様性研究所所長)
クリックすると元のサイズで表示します
0

2007/11/30

「干潟守れ」300人集会/泡瀬埋め立て  

沖縄タイムス,11月27日朝刊
「干潟守れ」300人集会/泡瀬埋め立て 
【沖縄】「世界に誇れる泡瀬干潟を守ろう!」市民集会(主催・市民集会実行委員会)が二十六日夕、沖縄市農民研修センターで開かれた。中城湾港泡瀬沖合を埋め立てる東部海浜開発事業に反対する市民ら約三百人が参加。東門美津子沖縄市長に一期工事の中断、見直しを要請するアピール文を採択した。
 大会はパネルディスカッションなどを通し、同干潟が希少種の生息地であるほか、埋め立て事業が市民に財政的な負担を押し付けると指摘した。
 桑江テル子実行委員長は「泡瀬干潟を破壊してはいけない。東門市長は多角的な視点で精査し、勇気を出して計画を抜本的に見直してほしい」と要望した。
 アピール文は、沖縄市や県の将来、自然環境保全にとって何が大切なのかを根本から問い直そうと呼び掛けている。那覇市から参加した宇地原睦恵さん(54)は「自然は一度壊したら戻らない。将来に残すためにも、止められるものは止めたい」と話した。
0

2007/11/30

泡瀬と西表  

ユンタクタイムスでは,とりあえず,沖縄島泡瀬と西表島に関する記事が多くなると思いますが,楽しんで下さい.
0

2007/11/30

刊行御挨拶  

この度,「あまくま新聞社」は,南西諸島と日本の島々に関する偏った情報・一方的な意見を広く世界に報道するために「ユンタクタイムス・ジャパン」を刊行いたしました.
投稿希望者は,タイトル・本文・署名(匿名可)を,pandrac@aol.comに送って下さい.字数制限はありませんが,一度に1200字程度までが適正です.画像歓迎です.皆様の御寄稿を,お待ちしています.
記事掲載は「あまくま新聞社」によって判断されますので,御了承下さい.
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ