今TVで一番目につく、と言えば、「ダ・ヴィンチ・コード」だろう。
ナニかっちゃー、ダヴィンチダヴィンチだ。
私も映画を観に行く予定なので、今改めて原作を読み返している。
「ダ・ヴィンチ・コード」はレオナルド・ダ・ヴィンチのモナ=リザの謎を中心に描かれる話なのだが、そのモナ=リザはパリのルーヴル美術館にある。
今まで3回パリに行ったことがあるのだが、ルーヴル美術館に行ったのは去年の一度だけだ。それも「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだから、という理由で。
なぜ今まで行かなかったかというと、時間がとられるから。ルーヴルというのは阿呆みたいに広いのだ。
その広いルーヴル、入ってものの15分で飽きていた。
今までいろいろな美術館や博物館に行った。もともと絵画鑑賞は好きな方なので、飽きたことなど一度もなかったのに…。さすがルーヴル、規模がちがう。
歩いても歩いても宗教画。
行っても行ってもキリスト。
祈るキリスト、ぐったりするキリスト、祝福するキリスト、ぐったりするキリスト、産まれたばかりのキリスト、ぐったりするキリスト、磔にされるキリスト、ぐったりするキリスト……。
「あ〜もう、キリストにはうんざりだよ。あたしゃ」
ブツブツ言いながら観ていたのだが、途中からちがうことが気になり出した。
日本の美術館とちがい、海外の美術館はほとんどが撮影可なのだ。もちろんフラッシュ禁止だが。
なので、ほとんどの人がカメラを構えたまま観ている。本格的なデジカメありDVDあり、もちろんケータイあり。
ケータイで撮影すると、音がする。私のケータイのシャッター音も「ピンポ〜ン」などと気が抜ける音で、周りの外国人の方々に「?」と振り返られたりしていた。
だが。
「ズバット!」
私たちと同じルートで廻っている、イタリア人(多分)の男のコのケータイのシャッター音がどーも気になる。
「ズバット!」本当にこのままなのだ。
「ズバット!」なんで、ズバットなん?ズバットって…。
私たちは彼を「ズバットくん」と呼んで、一緒のペースでルーヴルを廻った。
私の「ピンポ〜ン」と彼の「ズバット!」で、私たちと同じペースで廻っていた人たちはたいそううるさかったにちがいない。申し訳ないことをしたものだ。
お目当てのモナ=リザもズバットくんと一緒に観た。
ルーヴルの思い出はズバットくんとともにある。
彼も今、イタリア(多分)の空の下、「ダ・ヴィンチ・コード観に行くぜ!オレ、モナ=リザ観たもんね!」なんて考えてることだろう。
そーいうタイプだった。
画像は、ルーヴル美術館に作られていた「ナポレオンの部屋」。マジメに観ているおじさんとあまりの豪華さに壊れた日本人女子。


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