ボーッと待つこと一時間あまり。半泣き半笑いの顔でアカノちゃんがやってきた。
やっと香港バカンスのはじまりだ。
まず空港からホテルに向かい、チェックインを済ませる。
なぜかハーバービューの部屋がとってくれてあった。ラッキー!
ウッシッシと言いながらドアを開けて凍りついた私たち。
サ〜〜ム〜〜イ〜〜〜〜!
香港は日本より10℃くらい気温が高く湿度も高い。そのせいか冷房がハンパじゃないのだ。
それにしても……酷寒だ。私はキャイ〜ンのアマノくんか!
あわててエアコンを『ヒート』設定にする。
おやめずらしい。歯ブラシがある。
「あ、そうですか。よかった、持って来てないんですよ」
エ〜〜!海外なのに歯ブラシ持って来ないってどーよ!
「普通、あるじゃないですかぁ。ビジネスホテルでも」
あーほー!そりゃ日本だけだわ!
「あ、そーなんですか〜」
………がくし。
「でもパジャマないですよ!ココ」
このおバカッ!あるわけないじゃん!
「アラアラ、また叱られちゃいました」
………落ち着け、私。
まずマンゴークレープを食べに出かけた。
マンゴークレープにマンゴープリン、タピオカとマンゴー・バナナ・ブドウ入りのしゃりしゃりしたココナッツミルク、それとジャスミンティー。
どんだけマンゴー好きなんでしょうか。
おいしーーーい!
キャーキャー言う私たちと通路をはさんだ席に、袈裟姿のお坊さんが座った。しばらくして店のお兄さんが何か運んで来た。席でビニール袋を開けたのだが、それでもなおパッケージに入っている。
パッケージに入っているのに、席もこんなに離れているのに、臭い!
くさいくさいくさい!くっせぇ〜〜〜〜〜!
ドリアンクレープだった。
なぜあんなものをお金を払ってまで食うのか!ワカラン……。
本格的にパッケージを開けられる前に早々に席を立った私たちなのだった。
その後香港の下町探訪に出かけ、世界一長いエスカレーターにも乗り、信じられないくらいの角度の坂道を上ったり下ったりしてハラを減らしてから、極ウマの晩ゴハンに行った。
その後深夜の香港を徘徊し、ホテル近くに帰った。
「リリさん、私パジャマ買っていいですか?」
おぅ買ってくれぃ。
深夜営業の某ブランドのアウトレットでアカノパジャマを探す二人。
とりあえず短パンTシャツだな。
お、コレ安い!700円くらいだ。
がしかし、どれを見てもヘンなプリントがついている。ウ〜ン……。
あ、コレない!……と思ったら背中でよくわからんライオンのよーなものが吠えていたり、なぜか「サイコー」と日本語で書いてあったりする。ハイハイ、サイコーサイコー。
無地だと思いきや、ネックがミョーにセクスィーに開きスパンコールがついている。
そんなものばかり、クソのよーに積まれている。
そんな中からなんとか無地Tを探し出したのだが、さすがに短パンはあきらめざるをえなかった。
「スイマセン、もろパンでお願いします」
……取引先の営業さんとパンツのつきあいだ。ああ、ありがたいありがたい。
そして部屋に戻ると、そこはまた北極になっていた。
あわてて「ヒート」にする。これはダレ基準なんだよ、一体。
その夜から出発の朝まで、アカノちゃんは部屋に戻ると生パン姿になっていた。
今でも目に焼き付いている、アカノちゃんの生パン姿。
いいもん見せてもらいましたよ、まったく。
画像は、噂のマンゴー3点セット。マジでウマいです。


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