ねぎちゃんは、もの静かなお客さんで、いつも気がつくと店の中にいたりする。ふぉわ〜っと雑貨を見ていて、気がつくといなくなっていたりカフェのショーケースの前に立っていたりする。
出張の前日も、いつも通りのおずおずとした態度でねぎちゃんがカフェに来た。「こんにちは〜」と声をかけると恥ずかしそうに笑ってくれた。
ネギちゃんに似てるなーーーー。
初めて見た時からそう思っていた。
ねぎちゃんはこのネギちゃんからきてるのだ。
今回の主役は本家ネギちゃん。
ネギちゃんは、ミズノさんやフジモッサンの会社の若い衆である。
まず顔がねぎちゃんに似ているのは確かなのだが、それだけじゃないのだ。
今回の飲み会は、私の生誕祭も兼ねていた。スゴいっしょ?超光栄でした。みなさんにプレゼントいただけて、鴨さんがわざわざ予約してくれた小川軒のバースデーケーキまであったんですよ。うひひ。ありがたいことでした。もう今年のハッピーは使い切ってしまったにちがいない。
その飲み会の席では、もちろんネギちゃんが一番の下っ端なのでまわりのみんなに気を使っているようだった。誰かのグラスがあいたら注文しなくては……とでも思っているのか、まわりをキョロキョロ見渡している。
テーブルに両手を揃えて、首を伸ばして、キョロキョロしている様は、まるでミーアキャットだ。
おもしろいなーーー。
席でオーダー取ってもらうのを待ってるねぎちゃんにそっくりだ。
顔だけじゃなく、雰囲気まで似過ぎだ。
あまりにも私がガン見していたらしく、あたりを警戒中のミーアキャット・ネギと目が合った。
……似、似てる。笑えるくらい似ている。もしかして姉弟じゃないのか?
その後も何回か外敵警戒中のネギちゃんと目が合う。
自分の上司にエラソーにタメグチをきくよーな私に凝視されて、ネギちゃんはヒジョーにキョドっていた。
そんなにびびらんでもええじゃないか。
ビビったのでさらにまわりを警戒しすぎて、手元の鍋の火加減を見るのを忘れ、一番エラい立場のミズノさんに火を弱められたりして「……あ……スイマセン」とあやまったりしている。
そんなネギちゃんだが今回はすごい見せ場があったのだ。
フジモッサンの指名を受けて、ナント私のために♪ハッピーバ−スデートゥーユー♪〜2006M-1笑い飯バージョン〜を熱唱してくれたのだった。
1回でやめとけばおもしろかったのに、フジモッサンのツボだったらしく何度も歌わせるもんだから、かわいそーにネギちゃんは一人で大ヤケドを負っていた。
私も、歌のたびに名前を呼ばれて(それも名字で…)なんというか、私とネギちゃんがスベッたような空気になっていた。
でもネギちゃん、どうもありがとう。
これからもあまり接触はないと思うケド、あんまりビビんないでね。
怖くないよ、そんなに。
……たぶん。
追加。
生誕祭、開催して下さって本当にどうもありがとうございましたー!ホントにうれしかったです。こんな幸せは二度とないかもしれません。←これはうそ。
プレゼントはやっぱりミズノさんのがイチバンだったな。イヒヒヒヒ。