N伝ドットコムは、近所のお店のおじさんだ。
その業界ではかなりの有名人らしく、いろんな人が
彼を訪ねてくる。そしてそのいろんな人を連れて、
お茶を飲みに来てくれる。
どの人に対しても彼がすること。
それは砂糖を勧めるのだ。
「アンタ、砂糖は?いれるか、いれんか、いれるかいれるか、
あ〜ん?(語尾が思い切り上がる)」
相手に返事をするスキを与えない、たたみかけるような
言葉の連射。
「あ、私は・・」「いれるのか、いれる?いれるか?」
これじゃあ質問ではなくただの確認だ。
すでに手は砂糖の乗ったスプーンを持っている。
たまに断るツワモノがいる。
「私は結構です」
「なんで〜?いれんのか〜?あ〜ん?(語尾上がる)」
砂糖ぐらい自由にしてあげてほしい。なぜそんなに
人の分まで砂糖を入れたいのかどうしてもわからない。
先日、私が休憩している時にN伝ドットコムが来た。
席につき、ひとしきりいつものやりとり(上のことです)
が繰り返された後、ふと気がついたら彼が私のスカートを
握っていた。
「アンタ、変わった生地の着とるなー」
スカートめくってますがな〜。
夏前にはサンプルについて話し合っているようだった。
「最近はョ〜なんでもアレだわ。ホレ、サングラスにも
ついとるだろう、AVカット!」
・・・・「それはUVでは・・」
突っ込まずにはいられなかった。
N伝ドットコムの口癖は
「ワシは朝7時から夜中の12時まで、年中無休で働いとる。
元旦は休む。」だ。
おじさん、ウチって結構ドリンクメニューいろいろ
あるんです。新顔を連れてくるたび
「アンタ何にする?ホットか?アイスか?コーラか?」
と妙な限定するのやめて下さい。