先日、オーストラリア出身の若手男優、ヒース・レジャーが亡くなった。詳しくはわからないのですが、睡眠薬の多量摂取による死亡らしい。マスコミでは過失なのか、自殺なのかと話題になっていましたが、真相は不明。28歳の若さでの突然死。
私は、彼はとっても才能のある俳優だと思ってたので、とってもショックだし、残念な気持ちでいっぱいです。
「ロック・ユー」(2001年)

全篇ロックミュージックに彩られた中世騎士もの。大した映画じゃないけど、ヒースの若々しさが印象に残る、娯楽作品。
「チョコレート」(2001年)

父親のB・B・ソーントンに愛されていない事に苦しみ、自殺してしまう息子の役。幼少の時から蔑まれ続けた若者のの弱さと屈折感が良く出ていた。繊細な内面の表現ができる俳優である事がわかります。
「悪霊喰」(2003年)

実は私がはじめて見たヒースは多分この作品。撮影中に不可思議な事が続出し、公開が何度も延期になったオカルト作品。私は、密かにこの映画に出たせいじゃないかとビビってます。(汗)
「ブラザー・グリム」(2005年)

T・ギリアムのあんまり感心できない作品だったけど、ヒースは新しい役どころにチャレンジしていてとっても印象に残った。私は、マットより奥の深い演技の出きる俳優だと思ったよ。
「ブロークバック・マウンテン」(2005年)

結局ヒースの代表作となる事になってしまった作品。とにかく見事な作品なんで、未見の方は是非見て下さい。きっと、いかに貴重な若い俳優が失われたかを実感できると思いますよ。彼の演技はいつもとても繊細だ。(涙)
以上が私の見たヒースの作品の全て。2005年にはハルストレム監督の「カサノバ」にも出ていて、この年が彼の大きな転機になっていた事もわかりますよね。早速「カサノバ」は見なくては!と思ってます。
遺作になったのは、これから公開の「バットマン」。映画の詳細はわからないのですが、ヒースは前回ジャック・ニコルスンが演じたジョーカーをやっています。彼のシーンの撮影は全て終了していたとの事なので、遺作として公開になります。
一体、彼は何に悩み、何を苦しんでいたのだろう・・。これからも成長していく彼を楽しみにしていただけに、本当に残念で悲しいですが、ヒースの冥福を祈りたいと思います。

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