以前、記事にもさせていただいた「多発性のう胞腎」(ADPKD)のための新薬の治験のための準備入院の第1回目に行って来ました。
6月の土日を使っての1泊入院を3回繰り返し、今後3年間にわたって飲む薬の量を決めます。
薬の名前はトルバプタンという錠剤。
「多発性のう胞腎」は、腎臓にできた水泡がどんどん大きくなり、やがては腎臓の機能を失わせてしまう遺伝性の病気です。この薬は、その水泡から水分を抜き去り大きくしない様にするために開発された新薬。3年間の治験で効果が実証されれば、新薬として認可がおりるそうです。
私は物心ついてからは、入院というものをした事がなく、実はちょっと楽しみにしていたのですが、やっぱりヒマ!ですね。今回は文庫を1冊読みきりました。もっと読めたけど、9時には強制的に電気をおとされ就寝。なかなか眠れなくて辛かったのですが、それと言うのもこの薬の副作用のせい!とにかく物凄い利尿効果のある薬で、強烈にのどが渇くのです。こののどの乾きにくじけてしまう治験者が大半らしいのですが、さもありなんと思いました。私は今回の入院時間24時間で、6リットル!位水分をとりました。最後は、うけつける胃が疲れてしまい飲みたくないのですが、飲まずにはいられない!しかもそれにともなってトイレに行く回数も増えてしまいます。飲んだ水分はあっという間に体外に排出されてしまう。かなり辛いです。
で、今回学んだ事は、水やお茶など飲みやすい飲み物をなるべく飲まない様にする事。必要以上に飲んでしまうので、水ならガスの入ったもの。飲みづらいので大量に飲まずに済みます。または炭酸飲料。(シュガーフリーのにすれば糖分も気にしないで済みます。)それとどうせ飲むなら、100%野菜ジュースにするのも良いと思いました。
さて、問題は仕事に差し支えが出ないかどうかなのですが、この1週間で見極めたいと思っています。とにかくトイレが近いのがね〜・・。(汗)今日、帰宅してからジムに行ったのですが、体重計にのってみて愕然!としました。昨日より2Kgも減ってる・・。こんなに飲んでるのにこの体重減は恐ろしい・・・。もちろん体から水分が抜けてるって事なんですよ。
水分をとり疲れてるので、お酒を飲んでもおいしくない・・・。(涙)これが3年も続くのか〜〜。でもこの病気は重篤な患者さんがいっぱいいらっしゃる。治験者も順調には集まっていない様な話だし(こんなに辛いんじゃ、確かに。)その他の副作用は出ていないので、出来る限りがんばってみようと思ってます。
病院でのランチはカレーでした。けっこう、おいしかった。
おまけ
我が家のゆすらうめに可愛い実がなりました。


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