この日は土曜出勤をしてその帰り道,新習志野から京葉線でまずは八丁堀まで。それから日比谷線に乗り換えて北千住まで行き,そこから佐貫まで常磐線に乗車し,まずは茨城・千葉にその勢力を誇る「茨城大勝軒」の第1号店へ。

大勝軒 佐貫店@佐貫
食べた物:もりそば(つけめん・大盛)680円
中には東池袋大勝軒の山岸一雄氏の色紙やTシャツなのが飾られていた。その山岸氏の味を継承した味を出すということだが,それを確かめるべく頼んだもりそば,つけダレはスパイシーかつ酸味のあるものだが,先日食べた同系列の「たかはし」とは違い,甘いたれで,さっぱりしたものである。あとでスープ割りしてもらったら,それがさらに感じられた。麺は太く,ムチムチ,プリプリ。大勝軒の麺だな,これは。チャーシューは固め。でも味は良い。メンマは歯切れ良い。コッテリしていないからか,大盛でもさらりと食べれた。その後の連食にあまり障りがなかった。

その後,再び常磐線に乗り,取手で関東鉄道常総線に乗り換え,15分ほど,団地の中にある駅,戸頭に着く。ここから団地の中を通り,途中で右へ曲がり,大きな道を進むと,ラーメン店,しかも家系としてはかなり意外な構えの店に着く。これが次の店であった。

わかとら家@戸頭
食べた物:ラーメン650円
吉村家直系らしく,厨房の中には,かつての吉村実氏ばり(?)の主人の厳しい目があるおかげでピーンと張り詰めた空気が・・・。ラーメンは神奈川県外としては非常にいい出来となっている。吉村家のような茶色のスープ,こってりで濃そうな感じがするが,飲んでみるとクリアであっさりささえ感じるスープだ。でも家系ならではのコクもある。麺,これは六角家でさえ,普通の固さだと柔らかめだからしょうがないが,柔らかめである。これがダメな人は固めをオーダーした方がいいかも。ただご主人から多少のコメントがあるかもしれない(ホームページから。けっこうこだわっているようだ・・・)。ホウレンソウは入っておらず,数年前から家系の店に多い小松菜が使われている。ホウレンソウでないと不満な家系ファンもいると思うが,個人的には小松菜のシャキシャキ感のほうがいい気もする。ネギはけっこういい味だ。そしてチャーシュー,これは吉村家直系の証,スモークチャーシューだが,先日,そのスモーキーぶりにあまり良い印象を持てなかった”吉村家四天王”柏の王道家に比べ,こちらはやや控えめだが,これは自分にとってはちょうどいい感じであった。旨いね。総合的に,麺以外は神奈川の家系各店を凌ぐのではないかと思うぐらいの味であった。
ただ,家系の行列店に多い,「総入れ替え制」をここも採っているのだが,これはどうか?
その後は,守谷からつくばエクスプレスに乗って家路についたのであった。
この詳しい詳細は,
むぐむぐのらーめん紀行の
「むぐむぐのらーめん”紀行”」No.17「夕暮れの茨城らーめん紀行」にてどうぞ。

0