2009/2/8  1:17

凄まじい字書!!  篆刻

当サイトの掲示板でもおなじみの天の香具山センセより『戦国文字声系』という凄まじい字書をご紹介いただいた。
我々印人にとって殷周以後、秦漢以前の戦国期の古文字を扱うにあたり、戦国列国(韓、魏、趙、斉、燕、楚、秦、晋)の文字を系統別に分けて使うことは非常に難儀なモノがあった。
今までは羅先生の『古爾文編』を頼りにしていたが、秦始皇帝の文字統一以前の各国で通用していたいわゆる「文字の訛り」を国別に示した字書がが殆どなかったのだ。
今回新刊のこの字書は、中国戦国文字研究における第一人者の何琳儀氏により、長年にわたる研究成果を惜しげもなく披露された一大傑作であり、我々印人にとっては天恵といっても過言ではない。何しろ上下二巻に戦国期の膨大な文字資料を国別、用途別に示してあり、なんと1600ページに亘り全て手書き。しかもめっさ巧い。
本を手にしたとき、そのあまりの凄まじさにのけぞってしまいました。
こういった前人未到の偉大なる業績の恩恵にあずかれるという幸せを、私は噛締めずには居られません。
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驚愕の全手書き字書。基地外です。素晴らしすぐる。

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字書を眺めているだけで、制作意欲が激しく沸き立ち、とりあえず「希夷」と「希」で作ってみますたぁ。今回は「晋」国系の文字で。
今までこんな「希」の字見たこと無かったなぁ…

いゃぁ〜しかし実に嬉しい。文字を正確に使えるというのは何にも替えがたいことです。
ご要り様の方はこちらの書虫が幾らか安く買えます。
http://www.frelax.com/cgilocal/getitem.cgi?db=book&ty=id&id=ZGGW032428

巷で持て囃されてる風の某世界的天才書道家にも紹介してさし上げようかしら。
え?無駄ですか、そりゃそうですな。字書なんか引かないものねぇ^^
っつうか『書道字典』すら持ってなかったりして…
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2009/2/22  0:18

投稿者:篆刻 希夷斎

全くです。
我々印人は、この恩恵に祈りを込めて、この玉著をめくりたいものです。

いったいこの字書を何人の人間が手にするのか。ベストセラーのような何万部などという数には到底至らぬ、極わずかの好事家のもとへ行くのみです。
しかし、私がその一人になれたということに、この上ない幸せを感じます。

2009/2/21  10:06

投稿者:天の香具山

何琳儀先生、いい仕事をなされました。
私も或る学究から教えられました。
氏、畢生の著作です。

2007年3月31日、訓詁の教壇で倒れられたそうです。
享年六十四。
なんとも凄まじい人生です。
http://video.anhuinews.com/system/2007/11/14/001890072.shtml

2009/2/16  21:56

投稿者:篆刻 希夷斎

おおkendenro氏お久方ぶりです。
そそ、そうなんです。
中国図書はやはりチェック不足になりがちです(怠慢)。私は中華書店の目録は毎月もらっていますがそれでも工具所の部類はサラっと眼を通しているだけなので、殆どのものを落としているきがします(-_-;)
私も、この情報を知ったときはのけぞりました。まさか一人の学者がここまでの字書を作り出すなんて到底人間業とは思えなかったからです。
世の中には凄い人間が居るものです。

2009/2/16  12:28

投稿者:kendenro

お久しぶりです。
こんな辞書が出てたとはチェック不足です。
古璽印の文字調べのときかなり役に立てそうですね。
中国書籍は知らない間に相当出ているようですね。
日本に居ると新刊書籍の情報は本土よりかなり遅れてくるので、書虫の書籍情報などはよく利用させてもらってます。
さすが、天の香具山センセ!!


2009/2/15  23:58

投稿者:篆刻 希夷斎

ぉわ!!こうがいセンセいらっしゃいませ。
貴ブログはかなり頻繁に覗かせていただいているのですが、門外漢などと仰いますが、消しゴムハンコや「愛する人」などのタイル作品の文字の確かさにはいつも眼福です。どんな素材においても書法が先行している故の事でしょう。

それにしてもあの「天地人」…単なる下手なら怒りは沸きませんよね。書を真面目にやっていればいるほど、書を愛していればいるほど、某武田双雲の字には、なぜか腐乱死体のような、猥雑なものを感じます。
猥褻物陳列罪に相当すると思います。

2009/2/15  10:31

投稿者:こうがい

特に「希」の印の佇まいの美しさにひかれ久しぶりのご挨拶に伺いました。

やや門外漢の私ではありますが、プリミティブな文字や幾多の消えていった文字などに惹かれ郷愁すら覚える今日この頃このような辞書があることは始めて知りました。
印人の方にとってはまさに垂涎の書で希夷斎さんの少々興奮気味なコメントも大いに頷けます。

最近国営放送などでかの文字を否が応でも目にする機会が増えさらに頼みのしないのに情報を教えてくださるお節介な方もいて忘れかけていた嫌な悪夢を思い出すようで別の意味でまた興奮しております。

2009/2/13  23:45

投稿者:篆刻 希夷斎

おお!コレはko-un先生!
こちらこそご無沙汰しております。
銀座で教室開講ですか?
すごぉーいですなぁ〜〜
私にはとても出来ないことです…

この字書本当に凄いですよ。
良い物がでたものです。

当方なかなか都心に出向く事も無いのですが、印材調達の折にでもまた、多分お逢いできるといいですね。

2009/2/11  23:51

投稿者:ko-un

ご無沙汰です。

この辞書早速注文しました。このような情報有難いです。関西の田舎にいるとどうも情報不足です。先月から情報が欲しいのもあり銀座で月に一度ですが教室開講しました。また、お時間があればお会いしたいものです。

ただ、まだレイの薬が離せないのが辛いですが、何とかがんばってます^^

2009/2/9  22:37

投稿者:希夷斎

ホントに恐るべき本ですよコレ。戦国古文字を扱う人間には必須です。
高額ですが一生物です。私はこの本を買ってしまったがために先月の国民年金の引き落としが不可でした(T_T)
もともと、十数年ほど前に平装一冊のペライ本で『戦国文字通論』という激しくマニアックな今回の書蹟の概論書的な本を上梓されていたので、何氏の名は知ってはおったのですが、十数年の時を経て、コレほどまでに凄まじい字書が出てくるとは驚嘆至極です。










2009/2/9  16:23

投稿者:yasy

字典引いてたら、活字体はおろか誤字ばかり書くような事態にはなっていないでしょうからねw
それにしてもこの字書は本当に凄いですよね。某SNSで紹介されたときも涎が(じゅる・・・おっと変態www

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