2017/10/15

伏線が上手く使われている、Spectacular SPIDER-MAN  アメコミ

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Spectacular SPIDER-MAN (“Spec”)の3号、4号についてレビュー。

前号から続いて、筋書きをChip Zdarsky、画をAdam Kubertが担当。Kubertの画は全体的にしっかりしていて、安心して読める。添付画像はKubertによるKing Pinの図。King Pinの悪らしい表情が良いな。

次は粗筋。謎のスマホを追ってKing Pinの事務所に潜入したSPIDER-MAN、HUMAN TORCH、そしてPeter Parkerの妹(?)Theresa。King Pinとその部下たちと対決した後に、現れたのはTinkerer。Tinkererを退けたものの、Theresaはお尋ね者となってしまった。その情報を嗅ぎ付けたマスコミの雄J Jonah Jameson (“JJJ”)。

今回も気に入ったシーン、台詞等を紹介。Inhuman族のKarnakによるSPIDER-MANの弱点分析が伏線だったのは上手い。即ち自分の正体が秘密であることが弱点だとSPIDER-MANは思っているが、そうでなく眼だというもの。戦闘の時に、視力が失われたらひとたまりもないと、Karnakは文字通りのことを言っている。後半King Pinのホログラムによる目くらましに対し、眼で見えるものを信用するなとSPIDER-MANは解釈している。

粗筋でTheresaをPeterの妹(?)と書いた。んー。彼女の初登場であるグラフィックノベルFamily Businessでは、どちらともつかない終わり方だった。個人的には本当の妹であった方が何倍も楽しい。

天才少年UatuとSPIDER-MANの会話も全体として楽しい。長ったらしいお喋りの後に漸くUatuと挨拶するのは、如何にもSPIDER-MANらしい。

謎のスマホの開発者がTinkererであったのも、当然の帰結か。散々彼の兄だか弟だかMasonを登場させていたからね。

ご無沙汰とまでは言わないが登場機会の少ないJJJが再登場している。昔のキャラを活用するのは、それまでの歴史を知っていて馴染みのあるファンに取っては朗報だ。彼のウェッブサイトの名前がThreats & Menaces(どちらも危険なものの意味)はJJJらしい。Kubertの描くJJJはちょっと若過ぎか。

もう二人昔馴染みが登場Robbie RobertsonとBetty Brant。JJJの持ち込んだTheresaに関する情報に関し、Robbieが興味を示さなかったのはちょっと疑問。彼のロジックもそれ程説得力がない。JJJは昔からAgenda Driven(証拠があって、その結果結論付けるのではなく、最初から結論ありきで、証拠や議論等どうでも良い。)だったからね。Bettyの独自の情報源から、JJJに加担するのは頷ける。

Spec 4号はちょっとページ数稼ぎで、中身がないのが残念。特にSPIDER-MANがお笑いショーに出演するシーンはいらない。

残念ついでに今回のKing Pin全然悪くない。もう少し、裏で企んでいる悪巧みをハイライトして欲しかった。どっちかって言うと不法侵入のSPIDER-MANとHUMAN TORCHの方が悪ものに描かれているもんね。

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