2018/3/4

1980年代前半のAlan Davisの画が楽しめる、CAPTAIN BRITAIN  アメコミ タイムマシーン

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ついでに買ったCAPTAIN BRITAINのオムニバスTPB ”Legacy of Legend”の中段をレビュー。

前段は白黒だったのだが、中盤に入ってカラーに昇格。イギリスで発売されていたMarvel Super Heroesなる雑誌に1981年9月号から翌年5月号まで掲載されていたCAPTAIN BRITAIN。一話5ページなので非常に短い。クレジットがないのだが、アメコミ屋の説明によると筋書をAlan Moore、画をAlan Davisが担当しているはず。添付画像はDavisがTPBのためにか描いたもの。1981年当時のDavisの画はまだまだ荒っぽい。描き続けていくと、画に磨きがかかり、味が醸成されていくのだな。やはり。今の彼の画は大好き。読んだ中では、火炎放射に耐える力強いCAPTAINの画が特に印象的。

いつCAPTAINのコスチュームが今のものに変ったか、前から疑問だったのだが、1981年の9月号でいきなりコスチューム変更となったようだ。理由はわからん。昔の古いコスチュームの方が好きなのだが、その昔のコスチュームデザインは、Kirbyの影響をすごく受けているHerb Trimp。このTPBに収録されている彼のデッサンは結構良いな。

粗筋。魔法使いMerynに別次元のロンドンに送られたCAPTAINと妖精Jack Daw。秩序の名の下に圧政に苦しむロンドン市民。市民を圧政から解放しようとする組織に手を貸すCAPTAIN。

EXCALIBURでDavisの画の上手さにノックアウトされたオイラ。そのEXCALIBURにも登場したCrazy Gangがいきなり第一話に出てきた。敗れた後の退却時に”Make sure cops see us.”と部下に指示する親玉は堂々としていて好き。

Mooreの作品が別に好きなわけでもないが、5ページの中で話を終えながら、次の話に続けていくのは凄いな。しかも、伏線を撒きながら、この別次元の世界がどういう世界なのかを徐々に紹介していく。当時この話を読んでいた読者はきっと来月号の発売日を指折り数えて待っていたはず。

また、別次元の圧政者とそれを解放とする組織の手段があまり変わらないのは、皮肉が効いている。この伏線がなければ、CAPTAINの迷いを描けなかった。

人類の進化の結果明るい未来がやってくると考えている点が好き。(それ以降のMooreの作品が必ずしもそうでないので。)

圧政から民衆を解放しようとする組織の作戦の結果、ガラクタが巨大ロボットになる話が個人的に好き。ウルトラセブンのキングジョーみたい。
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