2018/3/21

この当時のニューヨークは治安が悪かった、1985年のSpectacular SPIDER-MAN   アメコミ タイムマシーン

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今回は1985年のSpectacular SPIDER-MAN (“Spec”) の113号、114号について。

113号の筋書きPeter David、画をBob Mcleod、114号の筋書きをLen Kaminski、画をJoe Brozowskyがそれぞれ担当。

粗筋May伯母さんの下宿人Earnieは地下鉄で強盗に銃を発砲した。無罪となったが、マスコミに追われていた。そして彼を追っていたのはマスコミだけでなく、発砲されたチンピラ集団。114号ではMarcなる鍵屋の息子が家計を助けるためコソ泥になる。彼はPeterの部屋からコスチューム等を盗みコソ泥の道具にするが…。

前にもSpecの話には拾い物があるって書いたけど、113号は凄い。Davidの銃に対する考え方がEarnieの台詞で表現されている。“I am not a hero.” “Carrying a gun and felt comfortable until I used it.” この当時のニューヨークは治安が今より悪かったんだけどね。

まだ、伏線だけど、Black Catが登場する。Silver Sableと間違われムッとしているシーンは見逃せない。

チンピラ立て籠もり事件は、物凄く苦い終わり方。Peter Parkerの伯母Mayの婚約者Nathanがブラインド(意図的に)を開けることによって、警察の狙撃手から主犯が狙い撃たれ、死ぬことになる。Nathanの犯罪者に対する考え方とMay伯母さんの考え方の違いが決定的になった瞬間だ。Nathanは前半Earnieをヒーローだと奉った伏線も効いている。

Mary Jane (“MJ”)の伯母さんAnnaがMJのPeterに対する気持ちを察しているシーンも良いな。伯母さんにだけは、MJの上っ面の演技は役に立たない。そして、この2年後にPeterとMJは結婚することになる。今はチャラになっちゃったけど。

Spec 114号は、Fill-in(話と話の間のつなぎ)的な作品。

ニューヨーク市警のPolansky巡査がSPIDER-MANと言い争いした際に使った言葉。”costumed punk” SPIDER-MANは、J Jonah Jameson以外からも同じようなことを言われている。

その巡査の独り言。”He’s doing that kid more good than I ever could.” 文法が変なのも含めてこれはこの巡査の言葉。上記の通りSPIDER-MANのことを決して尊敬しているとは言えない彼。しかし、彼自身ができなかったことをSPIDER-MANが行っていることに素直に称賛している。

一番最後のコマではこのシーンが活かされ、大団円。

このコソ泥を上手くSPIDER-MANは誤魔化したが、普通PeterがSPIDER-MANとわかるよね。そういう意味でちょっと無理がある。ま、Specなので期待はそれ程しないで読めば、まずまずか。

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