2019/1/14

Acts of Vengeance 2ヶ月目のSPIDER-MAN 1989年  アメコミ タイムマシーン

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前回からの続き1989年のMarvel ComicsのイベントActs of Vengeance (AoV)の内、SPIDER-MAN姉妹誌の2ヶ月目のレビュー。The Amazing SPIDER-MAN (ASM) 327号、Spectacular (Spec) 159号、Web of (Web) 60号。

ASMの筋書をDavid Michelinie、画をEric Larsen、Specの筋書をGerry Conway、画をSal Buscema、Webの筋書をGerry Conway、画をAlex Saviukがそれぞれ担当している。添付画像はASMのもの。LarsenによるMagneto。

前回書いたように、AoVは、もし悪人共が共謀して、いつもと違うヒーローと戦ったらどうなるのかという視点で描かれている。今回のSPIDER-MANの敵は首謀者の一人Magneto、IRON MANの敵The Brothers Grimm、Goliath。

前述のLarsen。それ程好きな画家ではないが、実験的に迫力線を使って描いたり、蜘蛛糸を使った原子模型図等、描く技術は一級品。

毎度おなじみ気に入った台詞シーン等。ASMから。Spec 159号で強力な力を偶然手に入れたSPIDER-MANこと、Peter。その力で人を傷つけるのではないかと気が気でない。そんなPeterを優しく励ますのが奥さんMary Jane (“MJ”)。そんな彼の台詞、”How did I get by without her strength.” 物理的な力を持つのは彼でありながら、MJの愛の力を感謝する台詞。これ良いな。

大嫌いなMJのストーカーJonathan Ceazarがそばにいないから、 スクラップ置き場の廃車を実験に使おうって、Peterの台詞は好き。

1989年当時のMagnetoは設定変更でまた悪に逆戻り。(2年後の形容詞のないX-MENではX-MENと再び戦っているね。)SPIDER-MANの突然の力の増大を見て、彼がミュータントかと疑っていたのは面白い。

Specはそれ程面白くないが、新聞社の所有権を失ったJ Jonah Jameson (“JJJ”)が写真誌を創刊するため、Peterを勧誘する台詞が笑えた。”Join up, Parker and you can write your own check at a reduced salary the first year, of course.” JJJの新しい会社に入ったら最初の年は給料が下がっちゃうらしい。流石JJJ。昔からケチだもんね。

もう一つDr. Doomの台詞も好き。SPIDER-MANが手に入れた謎の力を自分のものにしようとしている。”By right it is mine. For ultimate power is the ultimate destiny of Doom.” SPIDER-MANのモットーをもじった理由の説明。かつDr. Doomの自分中心主義を明確に表している良い台詞。どっかの国の元首もこんな感じか。

Specの終わりで、汚い手段も辞さない写真家Nick KatzenbergのことをPeterが独り言ちたら、Web of 60号では、彼がSPIDER-MANを貶めようとする写真を撮っていた。筋書担当が同じだと、こういう布石が打てるのが楽しい。

そのKatzenberg。後ろの車にクラクションを鳴らされ、デブとなじられた後の彼の行動が面白いので、書いとく。その車のところまで行って、持ち主に気が付かないように車を傷つけていた。如何に嫌な奴かっていうのを表現するための表現。しかし、後ろの車の人はなんで、Katzenbergがデブってわかったんだろう。座席をはみ出くらい太っているのかな。

その当時の新聞社のオーナーPUMAが助太刀を申し出て断られた後の台詞。”I’m beginning to respect him.” 偶然助けられて恩義を受けただけでなく、SPIDER-MANを一人の人間として理解しだしたからだね。
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