2019/11/10

MillerとSimonsonの表紙、1981年のSpectacular SPIDER-MAN 54号、55号  アメコミ タイムマシーン

クリックすると元のサイズで表示します

Frank Millerの表紙に惹かれ買った1981年のSpectacular SPIDER-MAN (“Spec”)をレビュー。Spec 54号と55号について。

Spec 54号の筋書きと画をMarie Severin、会話をRoger Stern、Spec 55号の筋書きをStern、画をLuke Mcdonnel、両方のインクをJim Mooneyがそれぞれ担当。表紙はMillerとWalt Simonsonによる54号のもの。超貴重なタッグ。昔は表紙を誰が描いたかなんて気にかけていないから、オイラのコレクションの中に他にもあるかな、こんな凄い組合せの表紙。

粗筋から。Spec 54号では、証人として証言することとなった悪人Smuggler。しかしマフィアのMaggiaが彼を攫った。それを追ってSPIDER-MANが訪れたのは、日本の歌舞伎ショーを売りにした船上レストラン。55号は政府の施設からNitroが保釈された。そんな恩なんか屁とも思わないNitroは銀行強盗。そこに偶然居合わせたSPIDER-MAN。

表紙を見ても何か日本の認識はこんなもんかという感じ。船上レストランへの送迎船は昔の香港の帆船だったり、甲冑の胴には西洋の龍が描かれていたりね。レストランの名前が菊と刀なのは面白いかな。オイラはその題名の本を読んだことはないけど、西洋人への日本人に関する教科書的なもの。読むべきかな。

次に気に入った台詞を紹介。警察がSPIDER-MANを捕まえようとミランダ憲章を読み始めた時のSPIDER-MANの台詞。”Have you ever known me to remain silent?” 黙っていられないのがSPIDER-MAN。面白い。

暗殺者にSPIDER-MANが猿ぐつわをした後に、言葉が喋れないとわかった後の彼の台詞。”I wasted a lot of time and webbing gagging a guy who couldn’t even talk. Embarrassed.” Sternは伏線を沢山置いて話を進めるのが得意なのだが、SPIDER-MANの台詞が活き活きしている。

さて、55号。55号も一話完結。何だろうこの1960年代の話っぽい感じ。全てが都合よく組み合わされているからかな。

それ程大した話でない中、気に入った台詞を2個紹介。まずは、大学院在学中のPeter。彼は下級生を教えることでいくらかお金をもらっている。小切手を現金化した後の彼の台詞。”But at least now I can pay the rent and maybe have enough left over to buy a Big Mac.”金欠病は彼の持病だ。かわいそう。

Nitroを倒した後のSPIDER-MANの台詞。”I oughtta be turning flips and clicking my heels. Instead I feel like a heel.” 前号に続いてSternの台詞は気が利いている。喜びを表現する踵と鳴らすと、悪者のheelを掛けている。前段で、気化したNitroの身体の気体の成分と、気持ちを悪くするガスの成分を混ぜてしまったことに対する申し訳ない気持ちからなんだけど。(この気体の合成はもうわかんないアメコミ結末。)

0




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ