2021/9/12

祝生誕100周年のJack Kirby、1968年のTHOR 154号 155号  アメコミ タイムマシーン

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昔のTHORを読みたくなってMycomicbookshop.com、Milehighから手に入れた1968年に出版されたTHOR154号、155号をレビュー。もうちょっと待てばMilehighの60%引きセールを使えたのに残念。アメリカでは昔のコミックブックが結構引っ張りダコらしいので、ここまで割り引くとは思わなかった。

筋書をStan Lee、画をJack Kirby、インクをVince Colletaがそれぞれ担当。

Kirbyは8月で生きていたら100歳らしい。今読み返してみるとAsgardの人々が細かく描かれていて感心する。それでいて月に1度出版されて、かつ他の作品も描いている可能性があるんだよな。この時代のKirbyの画はアクションの始まりと終わりの間にコマがない。テンポが速い気がするね。もう一つ、155号の1ページ目、1ページを使ってTHORが描かれている所謂Splash PageはKirbyの力が存分に発揮されている良いページだな。眼福。

添付画像はKirbyの描いた154号の表紙。彩色が単調なのが玉に瑕だが、THORの背景に描かれているのものは、古代エジプトの絵巻もののようだ。

粗筋から。邪神Lokiとの死闘の結果、Sifは大怪我を負い地球の病院に入院。Odinも眠りについている。一方Asgardには新たなる脅威が近づいている。止められるのはTHOR 、Loki、そしてBolder。

154号は何となく時間稼ぎの話が多かった。今のアメコミと変わらん。

その時間稼ぎの話の中で、高校だか大学だかを中退したヒッピー3人組に意見するTHORが面白いな。彼の言葉を借りてこの時代の若者にメッセージを送っていたんだね。言葉は違うけど、スラムダンクの諦めたら試合終了みたいな感じ。

“Let no living being disturb what lies within by order of imperial Odin.”と書かれている忠告を無視して封印を解くトロールのUlik。洋の東西を問わずこういう馬鹿チンが問題を引き起こす。無責任にも逃げ出しちゃうんだよねこいつは。

Ragnalok(神々の黄昏)が軽々しく使われ過ぎなTHOR。今回そのRagnalokを招くのはMangokなる怪物。それが何かカッチョ悪い。牛の顔とHULKの身体みたいなイメージ。しかしえらく強い。山をミサイルで崩して生き埋めにされたのに、意にも介さない。

155号の最後のコマのCliff Hungerは効果的だ。Mangogの3つの爪に首を掴まれ身動きできないTHORの図。

怪我の傷も癒えぬ内にTHORに呼ばれたSIFの台詞。”Whatever awaits us, Sif shall face it with thee.”勇ましいな。ところがだ、いざMangogの元へ一緒に向かうと思いきやTHORはAsgardに置いてっちゃう。そんなんだったら、地球に残しておけば良いのに。

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