2011/12/3

CAPTAIN AMERICA 12  アメコミ

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ここ1カ月X-MENとSPIDER-MANだらけだったので、ちょっと趣向を変えて、今回はCAPTAIN AMERICA (以下“CAP”)について。 最近CAPの邦訳版が立て続けに出版されていて、馬鹿正直に全部買ってしまった。1冊なんて原書を読んだことのある話の邦訳版だった。てことでその続きは買わない。

沢山邦訳が出ているうちの一つCAPTAIN AMERICA New Deal(”ND”)を読み終えたのでその感想を書こう。筋書きをJohn Ney Rieber、画をJohn Cassadayが担当している。

Cassadayの画はAstonishing X-MENの素晴らしい画で証明済み。Astonishingより前の作品だが、やはり良いものは良い。コスチュームやマスクを丁寧に描いて、とても好感がもてる。インクも彼がいれているのだろう。丁寧なのは下書きだけでなく、影の使い方もとてもリアル。本編の画も良いのだが、表紙画が特に良い。添付画像は日本語版の表紙であると同時に、Cassadayの担当したCAPの最終話の表紙画でもある。個人的には、原作の2話目の話の表紙が好きだな。Fight Terrorという副題のTerrorの上にCAPがポーズを取っている。何となく、Jim Sterankoの画を思い出させる。

NDは、2001年9月11日の貿易センタービル他へのテロ攻撃事件のすぐ後に出版されている。この事件への対する作者Rieberなりの回答なのだろう。CAPを主人公にしているのに、全然右翼的でない。すごくバランスが取れている。戦争そのものを否定しているわけでもない。しかし、一般人を巻き込むやり方や、戦争が終わった後何年にも渡って被害が出る地雷に対する批判は感じられる。一方、単にイスラム教徒であることだけで、盲目的に攻撃することに対しては、かなり否定的だ。イラクやアフガニスタンでのテロへの戦いが長期化している今ではなく、約10年前にこの話が書かれていることが重要。この当時のアメリカでこういう冷静な意見を述べている人がいるのが嬉しい。日本だとそんな考えさえ否定されちゃいそうだ。

いつものように好きなシーンを紹介しよう。まずは、マスクを脱いだらスーパーヒーローではなくただのヒーローだとCAPの姿を見た子供が説明する。(彼の父親の受け売りなのだが。)父親がそれに条件を付け加える。本気でやろうと願って、本気で努力すればな。これは、911の事件の後人命救助のために汗を流した人々への賞賛以外の何ものでもない。

もう一つは戦いには慣れていないテロリストに説教するシーン。兵士をつくるのは銃ではないとね。彼の人生そのものが自由を勝ち取るための戦争。そんな戦士にとって、素人のテロリストは、赤ちゃんも同様だ。

7月4日の独立記念日が背景であったり、最後のCAPの戦いが、ドレスデン(第二次大戦中末期、勝敗がほぼ決まった後の連合軍のドイツの空襲先都市らしい。出典Wikipedia。)であったりする。作者の意図が伺える。(もう少し歴史を勉強しないといけないな。)
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2011/12/5  21:15

投稿者:管理人

Frank Millerの新作の話、何かで読みました。お察しの通り、BATMANだったら絶対買ったのになーという内容ですね。何か機会があったら買ってみたいと思います。コメントありがとうございました。

http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen

2011/12/5  19:07

投稿者:Flying Dutchman

邦訳が売れると続刊も期待出来るそうなので
(翻訳家の方の言)
他の方にもこまめに購入して頂けると
アメコミ愛読者としても有り難いです
ハウス・オブ・Mやシビル・ウォーは重版がかかったそうですね

これから先は脱線甚だしいのですが
ワタシ、今フランク・ミラー氏の新作HOLY TERRORを読み終わりました
「バットマンがアルカイダと戦う話」の予定で描かれたそうですが
実際には「バットマンのような男」と
「キャットウーマンとDKRのロビンが混じったような女」が
アメリカにテロを行ったアルカイダを殲滅する凄まじい話が展開されております

バットマンを模した男による重火器を用いての殺戮や
「盲目の正義の女神」の意匠をした「自由の女神」など
人によっては不愉快な思いもするであろう怪作
と私は評価したいです

ですが、ミラー氏のヒーロー漫画をお好みだと言われていた管理人さんには
もし定価での購入を検討中でしたら
あまりオススメはしません

ぶしつけな物言いになってしまいすみません


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