2011/12/24

DARK TOWER その45  アメコミ

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DARK TOWER (以下"DT”)The GunslingerのArc(複数話完結の話)、 The Battle of Tull(“BT”)が完結したので、それについて書こう。

原案Robin Furth、筋書きPeter David、画Michael Lark、インクStefano Gaudiano、彩色Richard Isanoveがそれぞれ担当。

今回のBTはアメコミ版DTの中でどうしても乗り切れなかった話だった。原作からしてどうしても好きになれなかった話だったんだよね。何か主人公Rolandの非情さが鼻につくんだよ。BTの5号でRobinも言い訳解説をするのだが、どうもRolandの取った行動が正当化(Robinの言葉を借りると)できなかったんだよ。そんなわけで、筆が走らなくて一月また一月とBlogにするのを先延ばしにしてしまった。Michael Larkの画が光っているだけに、もったいないな。

そんな中で面白かったところを書こう。まず、2号で面白かったところは、主人公Rolandの宿敵Man in Black(MIB)が、ジャンキーTedを蘇らせるシーン。空中に浮遊するTedは、映画エクソシストの一シーンを彷彿とさせる。それから、バーの主人Shebの出自も面白い。生きたまま火あぶりにされたRolandの初恋の彼女Susanが住んでいた村Hambry。そこにShebもいてSusanの火あぶりに加担していたらしい。Rolandはそれを覚えていた。それでか、Shebに対するRolandの態度はもの凄く残酷だったのは。小説でこんな台詞はなかったと思う。(よく覚えていないが。)原案Robinのアイディアなのか。Robinによるとどうやら、Stephen Kingは原作を書きなおしたみたいだな。もしかしたら、第二版では言及されているのかもしれない。

3号では、MIBのRolandへのメッセージが紹介される。そう19だ。(添付画像の表紙にも沢山Nineteenと書いてある。)原作者Stephen Kingがジョギング中に事故にあった1999年6月19日が19の由来。原作本の1巻が初めて出版されたのは、その事故より前なので、最初の版には19というメッセージは出てこない。不吉な番号なのだが、Rolandや直接メッセージを受け取ったバーテンの女性には皆目その意味はわからない。それどころか、読者でさえ、それがそもそもどういう意味なのかわからないんじゃなのかな。少なくともおいらはわからなかった。まーわかったからって、この物語の面白さは少しも減らないからね。

最後の方の女祭司というか牧師のよそ者RolandをInterloper(翻訳は難しい。何かピンとくるものがなかった。BTの中では、女祭司が旧約聖書でイブを唆しエデンの園のリンゴを食べさせた蛇に譬えている。)と糾弾している説教は面白い。よくアメリカ映画にあるキリスト教の礼拝の説教みたいだ。DTの世界では、この女祭司は、キリスト教の衣をかぶった邪教崇拝しているのだが。

一方、あまり好きではないところ。4号の女司祭へのRolandの仕打ちは、正当化できないわけではないが、どうも後味が悪過ぎ。

5号の大殺戮シーンはげんなりだった。戸惑っていたらRolandが殺される。Robinが解説したように、そんな戸惑った過去の苦い経験を活かし、先に行動をとるというのは、わかる。だけど、扇動されているとはいえ、罪もない市民が殺されていくのは、読んで(見て)いてしんどい。

次回作に期待しよう。
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