2013/12/15

ちょっと暗い話の中で、ユーモラスな台詞が明るく輝く、Uncanny AVENGERS  アメコミ

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Uncanny AVENGERS("UA”)12号と13号を読み終えたので、レビュー。久し振りのUAのレビューだな。話がゆっくり過ぎて、ポイントを絞れないまま半年経過してしまった。筋書きをRick Remenderが、UA 12号の画をSalvador Larroca、13号の画をDaniel Acunaがそれぞれ担当。

粗筋は、悪人、Apocalypseの後継者、UrielとEiminの子供時代の話、WONDER MANとSCARLET WITCHが、仲間を裏切るかのようなそぶり。一方CAPTAIN AMERICA("CAP”)とHAVOKとWASPは、この悪人達の秘密基地を破壊しようとする。相変わらず、おいらは完全には理解できていないかな。

恒例の、気に入った台詞やシーン等について書いていこう。当たり前だけど、Salvadorの画が良い。子供の頃のUrielとEiminの画はそれ程ではないのだが、SCARLET WITCHが日本庭園でWONDER MANを説得するシーンが特に良いな。一方のDanielも相変わらず安定感のある画力で満足できる品質を保っている。WOLVERINEの力をもらったROGUEとSUN FIREが反撃の狼煙を上げる最終ページは今回の最高傑作。忘れちゃいけないのが、John Cassadayの描く表紙の質の良さ。今回採用したUA 13号の表紙、死から蘇った悪のBANSHEEとCAP、HAVOK、WASPに対する攻撃のシーンは迫力満点。

台詞がユーモラスで面白い。UA 12号でのHAVOKとWASPとの戦いの合間の甘い会話に割って入り、CAPが、どうせ自分はお邪魔虫ですよ的な言葉を投げ掛けるシーンは楽しいね。13号では、BANSHEEの攻撃で聴力を失ったCAPとHAVOKが、別々に同じことを言うシーンも面白い。それも何度も。CAPが聴力を失ったってことを強調するために、声が大きいと仲間に窘められるシーンも複数ある。表題の通りで、UAの話自体はぜんぜん明るくないので、ユーモラスな会話は輝いているな。

Kangが、悪の2兄弟の裏切りを知り狼狽するシーンは面白い。しかし、一方で矛盾もある。時間旅行者である彼は、悪の2兄弟の裏切りを事前に察知することができるはず。

UAのテーマは、(そしてX-MENのテーマだとも思うが、)人類とミュータントの平和な共存。UAの中でのカップルがまさにそれを象徴しているのは、興味深い。WASPとHAVOK、WONDER MANとCARLET WITCHのカップルのように。CAPとリーダーHAVOKとのでこぼこコンビもその例だな。(全て人類、ミュータントの順)

HAVOKが悪のBANSHEEと戦いながらも、昔の彼の人柄の良さを懐かしんでいる台詞は結構泣かせる。その昔のBANSHEEだったら絶対言わない皮肉な言葉との対比も良いな。筋書き担当Rickの本領発揮だ。

最後にWOLVERINEがArchangelや自分の息子Dakenを殺したことを仲間に打ち明けるシーンも好きだな。遅すぎるけどね。
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