2014/4/20

この表紙そういう意味か、Superior SPIDER-MAN  アメコミ

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Discount Comic Book Serviceから、今月は異様に早くアメコミが到着。The Superior SPIDER-MAN(”SSM”)を早速読み終えたのでレビュー。29号と30号について。30号のレビューはこれから読もうと思う人は読まない方が良いです。

Dan Slottは構想のみ、両方とも筋書きをChristos Gage、画をGiuseppe Camuncoliが担当。添付画像を当初はSSM 29号のものに決めていた。しかし、SSM 30号を読んで気が変わった。ちなみにどちらも、Camuncoliが手掛けている。

粗筋をさらっと紹介。SSM 29号。悪のSPIDER-MAN は、Green Goblinの手下となり下がったMonster (Carlie Cooper巡査)を元通りにしようと悪戦苦闘中のところをGoblinから呼び出され、大学で対決。その後はニューヨーク市長のJ Jonah Jameson("JJJ”)が放った刺客蜘蛛殺しロボット軍団に包囲されるといったもの。SSM 30号では、Goblinに捕まったAna Mariaを救出に向かった悪のSPIDER-MAN。取り残された未来から来たSPIDER-MAN 2099。そして悪のSPIDER-MANの脳の中に残っていたPeter Parkerの自我とDr. Octopusの対話が中心。

いつものように、気に入った台詞、シーンを紹介。まずは、SSM 29号から。前回Camuncoliに対して良い画と悪い画が半々とコメントしたが、今回の彼の画は良い。特に秘書のGloriaにこっぴどく叱られたJamesonの憂鬱な表情がベスト。

悪のSPIDER-MANの心を支配しているDr. Octopus、今回のSSMでも相変わらず負け犬。知らず知らずのうちに以下の台詞をはく。What would Parker do? もはや自分自身に対する自信のかけらもない。

GoblinがSPIDER-MANの背中にある足を制御する機能さえも乗っ取ってしまう。この着想には感心。この足、醜いので嫌いだったので良し。しかもこの乗っ取りは伏線っていうのもすごい。SSM 29号の最後には、JJJの蜘蛛殺しロボット軍団も乗っ取ってしまった。面白い。

Peterの博士号取得に際し、嫌みたっぷりだったDr. Lamezeが最後に自分の身を呈して悪のSPIDER-MANを救ったシーンはSSM 29号のクライマックス。こんなキャラクターでも死んだら嫌だな。

続いてSSM 30号。相変わらず伏線の嵐。SSM 7号、8号に登場した交通事故で脳に障害を受けた女の子と、彼女を助けるために使ったDoc Ockの機械が再登場する。この機械のお陰でPeterの記憶は消されてしまうのだが、SSM 30号では逆の操作が行われる。即ち、Doc Ockの記憶の削除が行われちゃったんだね。

その後のPeterの涙が良いな。散々ぱら苦しめたDoc Ockが自分の愛の記憶さえ消したことに対してだよね。この流れは。しかし、Doc Ockのことだから、何か次の手を考えているかもしれない。

さて、標題のSSM 30号の表紙。最初に見た時はつまらない表紙だなって思った。しかしこの話を読んだ後にこの画が語っていることがわかった。蛸でなく蜘蛛がSPIDER-MANに戻って来てるんだね。そういうことか。

その直前のDoc Ockの台詞が好きかな。You (= Peter Parker) must accept you are superior .”  Peterに対して負けを認めた台詞だ。

それから、PeterがDoc Ockの記憶から逃れた後の見開きのページも良い。過去のSPIDER-MANの名シーンがコラージュされている。楽しいね。

最終ページがぐっと来る。昔の赤と青のコスチュームに着替え、”My turn.”と呟くシーンね。かっちょ良い。

そしてダメ押しの一発。GoblinはLiz Allenだったのか。たしかに辻褄が合うよな。なんで、SSM 29号でGoblinが蜘蛛殺しロボット軍団を乗っ取ったかが説明できる。彼女の会社がこのロボットを作ったんだもんね。

最後に一個だけ気に食わないところ。どうも物語の順番は一緒に来たSSM Annual 2号の方が先みたいだ。やめてほしい。
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