2071年の太陽系を舞台に、宇宙船「ビバップ号」に乗って旅をする賞金稼ぎ達を描いたハードボイルドSFアニメ。全26話。1997年にテレビ東京系で一部放映、1998年にWOWWOWで全話放映。
テレビシリーズ ☆☆☆☆
2001年劇場版公開
「カウボーイ・ビバップ 天国の扉」
☆☆☆★★
(監)渡辺信一郎 (原作) 矢立肇 (キャラクターデザイン)川元利宏 (メカニカルデザイン)山根公利 (音楽)菅野よう子
今回、この作品は同僚のO先生よりお借りいたしました。O先生は、アニメのみならず、サブカル系に大変お詳しい方です。アニメには疎い私。今回、O先生にこの作品に関してインタビューをさせていただきました。
ごみつ O先生、今回「エヴァンゲリオン」をお借りるするはずが、なぜかこの作品になってしまったワケですが、見せていただいて本当に良かったです。
O先生 これは誰にでも自身を持ってお貸しできる作品なんですよね。喜んでいただいてよかったです。
ごみつ この作品の一番の見所と言ったらどこでしょうか?
O先生 やっぱりキャラクター設定でしょうね。それまでのアニメでこれだけ主人公の年齢設定の高い作品はなかったと思います。
ごみつ そうですね。キャラクターはとても魅力がありますね。私も常日頃思ってますが、SFと言えども、作品の良し悪しはドラマ部分で決まりますからね。
ここで主要キャラクターのご紹介を
主人公 スパイク・スピーゲル(27歳)
かつてはマフィアの殺し屋だった。不精、不真面目。運動能力バツグンで生まれついての荒事師。声 山寺宏一
ジェット・ブラック(36歳)
元刑事。「ビバップ号」の持ち主。チャーリー・パーカーを敬愛しているためこの船の名がついた。盆栽好き。刑事をやめるきっかけとなった事件のため左腕は義腕。声 石塚運昇
フェイ・バレンタイン(23歳)
54年前にコールドスリープし、その後覚醒するも記憶を全て失っている。特技はイカサマ賭博。ある事件をきっかけにスパイク達の仲間となる。わがまま。声 林原めぐみ
エド(13歳) & アイン(2歳)
エドはある事件をきっかけに仲間となった天才ハッカー少女。(女の子です。)アインは政府によって育てられた天才データ犬。(人間より多分頭が良いが隠している。)
声 エド=多田葵
ごみつ やっぱり素晴らしいキャラクター設定ですね。
O先生 あと、菅野さんの音楽も魅力ですよね。今度、サントラもお貸ししますよ。
ごみつ 有り難うございます!特にオープニングの音楽はかっこ良いですよね。私、この作品のイラスト集「Cowboy Bebop Illustrations The Wind」(ソフトバンク刊)
ISBN 4797327812 ¥2,940(税込み)も購入しました。
O先生 イーストウッドの「荒野の用心棒」のポスターをモチーフにしたイラストもありましたね。この作品は、本編でも映画へのオマージュ的なものがたくさんありますよね。
ごみつ 人種もたくさん出てくるし、日本のアニメでは珍しいですよね。だから、アメリカやヨーロッパでの評価も高いんでしょうね。
O先生 ちょっと余計なエピソードなんかもありますけどね。
ごみつ そうですか?コメディっぽい話でしょうか?私は本物のカウボーイスタイルのアンディが出てくる「カウボーイ・ファンク」っていうエピソードが大好きなんですが。続けて2回見ちゃいましたよ。爆笑でした。
O先生 あ、あの話は他のエピソードよりずっとお金をかけて作ってるんですよ。最後にバカらしいお話に力を入れようっていう事で。
ごみつ そうなんですか! 流石に先生は何でも知ってらっしゃいますね!
ところで劇場版の「天国の扉」は、最終話まで見た後という事もあって、またスパイク達に逢えるのが嬉しかった作品ですが、本編と比べるとちょっと冗長な感じが否めませんでした。
O先生 本編は30分の中で、テンポ良く進んでいきますからね。それに慣れてしまってるとそう感じるかもしれないですね。
ごみつ ただオープニングシーンの映像と音楽はなかなかでした!センス良いですね。この作品の命は、キャラクター設定プラスそのセンスの良さ。これにつきると思いました。O先生、どうも有り難うございました。
O先生 家にはまだまだ色々ありますから、是非スーさんと一緒に遊びに来て下さい。
ごみつ 恐縮です。そんなお誘いをすると先生の家が、無料貸し出しショップ化する危険がありますよ。(笑)
「カウボーイ・ビバップ」是非、見てね〜。


0