Sahara
2005年/アメリカ (監)ブレック・アイズナー
(演)マシューマコノヒー ペネロペ・クルス スティーブ・ザーン ウィリアム・H・メイシー デルロイ・リンド
☆☆☆★★
ベストセラー作家クライブ・カッスラーのご存知ダーク・ピット・シリーズの11作目の映画化作品。このシリーズの初映画化作品の様です。
米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント、ダーク・ピット。トレジャー・ハンターとして世界各地を飛び回る彼は、アメリカ南北戦争時代に、莫大な財宝とともに姿を消した甲鉄艦テキサス号を探してアフリカのマリに入国する。折りしもWHO(世界保健機関)の女性研究医のペネロペは、謎の病原体の感染源がマリにあると判断し、マリへ向かうダーク一行に同乗させてもらう。
しかしマリで待ち受けていたものは、独裁者とアメリカ企業により企てられた、恐ろしい実験の実態だった。巻き込まれたペネロペを助けるために、ダーク達は立ち上がるが・・。
よくありがちな、アメリカ娯楽アクションですが、ストーリーの深刻さとは裏腹にかなりのコメディ仕立てで、気楽に楽しめます。「インディ・ジョーンズ」ほど世界の広がりもなく、「ハムナプトラ」ほど奇想天外でもない中途半端さ加減をけなす人もいる様ですが、良いではないか。お話も、単純にスピーディーに展開していくし、娯楽映画としては成功作だと思いました。ダークには、絶対銃弾は当たらないし、シュワルツネッガーの映画と同じだと思えばよろしい。
大注目は、ダークを演じるマシュー・マコノヒー!私にとっては、グリシャム原作の「評決のとき」だとか、ジェニファー・ロペスと共演した「ウェディング・プランナー」での、優男的な彼しか印象になかったので、野性味たっぷりのダーク役は大いに楽しめました。変な髪形とヒゲがどうなの・・っていう感じなんですけどね。(笑)ちょこっと、マシューの映画をおっかけてみようかと思ってます。「10日間で男を上手にフル方法」とかさ。(笑)
一番ラストのペネロペとマシューの海岸でのシーンも、私は大好きだわ〜。
大人気シリーズの小説の方も、どんなんだか、今度読んでみようかな。カッスラーを買っていく人は圧倒的に中年以上の男性なので、ディテールに凝った男っぽい作品だろうな・・とは思うんですが。

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