再開発中の東京駅八重洲周辺。ノースタワー、サウスタワーも完成し、大丸百貨店はノースタワーの中に新規オープンしました。
ミュージアムも新しくなり、今回オープン記念の一環の展覧会である「ジョン・バーニンガム絵本原画展」に寄ってみました。海外の絵本の輸入業者の方からチケットをいただきました。
バーニンガムはデビュー45周年を迎える、絵本界の巨匠。「ケイト・グリーナウェイ賞」を2回受賞しています。1936年イギリス生まれ。63年絵本作家としてデビュー以来、60冊以上の本を発表しています。
百貨店の中のミュージアムという事もあって、それほど広くもなく、展示内容もそれほどではなかったのですが、会社帰りにブラリと立ち寄るには丁度良い規模。バーニンガムのきれいなイラストを楽しみながらブラウジングできました。
翻訳本のサンプルコーナーでは、小さい子供達が絵本を手にして座り込んでいて微笑ましい。子供は絵本が大好き。すぐそばでは、バーニンガムのインタビューのビデオが流されていて、親達はそれを眺めながらくつろいでました。
洋書案内も兼ねて幾つか作品をご紹介。
「ボルカ はねなしガチョウのぼうけん」
"BORKA : The Adventures Of A Goose With No Feathers"
彼のデビュー作。K・グリーナウェイ賞受賞作品です。イラストの色調と質感が素晴らしい。
「アボカド・ベイビー」
"Avocado Baby"
アボカドを食べるとスーパーマンになる赤ちゃんのお話。ポパイみたい。お兄ちゃんをいじめる悪ガキを投げ飛ばしたりします。(笑)
「くものこどもたち」
"Cloudland"
実際の雲の写真とイラストをコラボレーションさせたきれいな作品。この本は買おうか・・とかなり迷いました。(金欠なので見送った。汗)
他にも面白そうな作品がたくさんありました。翻訳はほとんどがほるぷ出版から出ています。
ショップでは関連の絵本や、ハガキが販売されていて、かなりの時間をここで費やしてしまった。楽しい!やっぱり、絵本の世界は良いな〜。絵本を担当したことがないので、あまり詳しくないのですが、もっと色々と知りたくなりました。前述の絵本輸入業者さんの商品説明会に行った時にも、絵本の奥の深さを実感したものです。
今は、人文・理工・ドイツ語書籍担当でガチガチなので(笑)、久しぶりでビジュアル書も担当
したくなったごみつなのでした。

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