Fantastic Voyage
1966年/アメリカ (監)リチャード・フライシャー
(演)スティーブン・ボイド ラクェル・ウェルチ エドモンド・オブライエン アーサー・ケネディ アーサー・オコンネル ドナルド・プレザンス
☆☆☆★★★
子供の頃から何度見たかわからないこの作品を、久しぶりで再見。特撮映画、SF映画が大好きな私にとっては、この映画も一つの金字塔の様な作品です。何と言っても、同趣向の映画は他にないもんね。
重要な情報を持って亡命してきた科学者が、途中暗殺されかかり危篤状態となる。患部は脳の中で手術不可能な部位。という事で、ミクロ化したチームが体内から患部に近づき血塊を除去するという奇想天外なお話です。
手塚治虫が、自身のアイデアをパクられたと怒っていた(訴えたのかな?)のは有名なエピソードですが、でもこれはアメリカにしか映像化出来ない。
背景の説明となる導入部を簡潔にしているのも良い。何と言っても最高なのは、体内のイメージ映像で、これは今見てもなかなか素晴らしい。CGでは決してだせない、アーチスティックな映像やセットと、手作り感あふれる雰囲気がたまらないです。見せ場はたくさん用意してあり、脚本も素晴らしいのよね〜。見てない方は少ないと思うのですが、未見の方は是非是非ご覧になってみて下さい。プチ冷戦構造なんかも味わえますし。(笑)
尚、出演陣も当時の実力派を揃えた渋いキャスティング。ラクゥエル・ウェルチのグラマラスな体も息抜きで楽しめます。途中、可愛そうな目にあっちゃうんだけど。
しかし、生物の免疫システムは怖いな〜。白血球とかホント怖いよ。(笑)だから私達も、元気に生きていられるんだけど。

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