今日は2〜3ケ月に1回の通院日。
私は多発性嚢胞腎と言う遺伝性の病気にかかっていて、数年前から十条にある帝京大学病院に通っています。
実は父親もこの病気にかかっていて、60代になってからは腎臓透析に通っていました。この病気は、腎臓の中に水のたまった嚢胞がたくさん出来て、どんどん大きくなりそれとともに腎臓の機能が低下していくという病気。現在のところ治す事は不可能で、いずれは透析を待つばかりの病気です。
無症状なので気がつきにくいのですが、私は会社の健康診断で、急に高血圧気味になったのがおかしいからと、担当医に内蔵の精密検査を進められ、CTスキャンで発見されました。
以来、この病気を専門にしている先生のいる帝京病院を紹介され、通っているのですが、「この分なら一生透析なしで大丈夫かもね」と先生に言われるほど、数値が良く、私もいたって元気。でも今日、先生から臨床中の新薬の治験を受けてみますかと言われました。
「ああ、とうとうこの日がやってきたか・・。」(汗)
実は以前から、この病気の進行を抑える新薬が臨床中との話は聞いていました。主治医の先生も
開発に関わっていて、動物実験を終え、人による治験の第一段階、第二段階をクリアして、これから最後の第三段階に入るとの事。私はその第三段階の実験台となる予定。
副作用が出ないかな・・とか怖くもあるのですが、私は話が来たら実験台になろうと以前から心を決めていたので、とりあえず承諾。5月に検査の上、問題がなければ6月から3年間の治験に入ります。この3年で問題が発生しなければ無事に医薬品としての認可がおりて販売されるそうです。
面白いな・・って思ったのは、治験者のうち無作為に3分の1の人には、ダミーの薬が与えられるんだそうです。もちろん患者には知らせないらしく、ダミー薬と本物を飲んでた人の数値を比べるらしいです。意義はわかるものの3年間もダミーを飲むのも結構イタイ感じ・・。(笑)
薬が効いてくれればバンバンザイだし、とにかく多少でもこの病気の患者のためになるなら、元気なうちに役に立とうという気持ちもあります。あ、それと、以降この病気に関する治療費が無料になる上、1回の来院あたり7000円もらえるそうです。MRIとかもタダ。助かるよ〜。
でも、やっぱ結構不安でもあります。今日は病院での時間もいつもの倍位かかりました。その後、スポーツクラブで気分をリフレッシュ。その後、地元の寄り合いがあったのでそれに参加。
朝9時頃家を出て、帰宅は8時過ぎ。疲れた一日でした〜。


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