世界自然遺産に登録された屋久島から 世界に向けて 人類の未来社会を創造する情報を発信して行く為に 作成しました。
青い海に囲まれ 美しい緑の山岳と清い水と風の島。其の島から人類が幸福に成る情報を発信します。
屋久島生命研究所の設立に当たり
18・8・31
屋久島は周囲132kmのほぼ円形の島で、面積は503平方kmです。約80%が国有林で、残り20%も平地が少なく、地形も2000mの山々が連なっているので山岳島と云えます。屋久島は年間4000mmもの雨量が有り、山岳では9000mmもの雨量を記録しております。其の雨に支えられ、縄文杉を始めとして1500種類もの植物(固有種50を含む)や、他に600種以上の苔類が大地を被い、流れ下る富栄養水は580種類もの魚類を島に呼び寄せています。
此の自然豊かな島は1994年12月に世界自然遺産に登録され、其の価値が再認識される事に成りました。しかし、学術研究の対象として選ばれた島の自然も、未だ研究の門口に立ったばかりだと云えます。其の屋久島で、生まれ育った私が現在想っている事は、私達人類が生存出来る第一条件は豊かな自然と水に有ると言う理であり、其の理は現在万民が認める処でもあります。
屋久島は、半径14kmの中に海抜2000mの山頂まで12度の温度差が有り、山頂は北海道の気候を有し、亜寒帯から寒帯までの植物体系が存在します。故に、植物に関する研究には最適であり、昆虫や小鳥達の生態を調べるにも都合が良いでしょう。
特に、自然遺産登録地である西部地区は自然観察には最適で有ります。北西地区の永田田舎浜は、赤海亀産卵世界一でラムサール条約で保存地区に指定されました。一方、東南地区は温暖で農業が盛んですので、農作物の栽培試験地としても有益であります。
屋久島は自然豊かで、空気・水が清く、山岳・川・海の全ての自然条件が揃っています。午前中は1500mの山岳で自然に触れ、午後はサンゴ礁のタイト・プールで熱帯魚と戯れる事が出来ます。其れは自然研究だけではなく、人間自身の癒しの場であり人類の存続理由の解明にも繋がるでしょう。
其れ等の事を考えれば、屋久島は人類の未来世界創造の場として、最適の場と云えます。
昔と違い、交通機関が発達しているので、朝飯は東京で、昼飯は屋久島で食べる事が出来る時代です。都会のコンクリートジャングルの中で生命を語っても無意味であります。寧ろ、都会育ちの思考パターンを自然の中に持ち込まれては、弊害を生み出す事が多々有るのです。
此の地球に住む生物は、皆地球環境に支えられて存続しています。其の一部である人類も、地球環境に負荷を与えない様にして行かなければ成りません。是からの人間社会の在り方を模索する場としても此の屋久島は最適の場と云えるでしょう。
其の場として「屋久島生命研究所」の設立を提案致します。
平成18年8月31日
屋久島生命研究所設立提案者 第1号
礒 邉 自 適
投稿者: 礒 邉 自 適
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