屋久島生命研究所設立案
「屋久島生命研究所」(仮称)創設案
1.はじめに
太古の自然を残し多様な生物を育んでいる屋久島は、「生命の島」と呼ばれ、世界自然遺産にも登録されました。いま、屋久島の多様な生命の源を解き明かし、屋久島から世界へ向けて生命の摂理を発信することが、心と物質の発展のバランスを欠いた現代ゆえに求められていると信じます。
近代以降の人類文明は、科学万能主義と効率至上主義のあまり、多様性の保持を軽んじ続けてきたように思われます。地球環境保持のシンボルとしての役割を期待される屋久島で、多様な生命のあり方を研究するセンターを創設する意味は決して小さくないと考えます。本素案が、屋久島から発して、地域社会、地球世界へ貢献できる「屋久島生命研究所」創設事業の端緒となるべく、関係者各位のご支援、ご協力を伏してお願い申し上げる次第です。

2.研究所の概要
(1) 屋久島に本拠を置き、以下の機能を目指します。
@ 環境、食料(農林漁業)、生物、海洋等の「生命」をテーマとした研究拠点機能
A 前項に関する交流拠点機能(国内に止まらず、アジア・太平洋を中心とした世界との交流)
B 同、情報発信機能(ITを活用した多メディアで発信)
(2) 上記機能を実現するため、次の各施設の確保を目指します。
@ 研究センター施設
A フィールド体験センター・農業体験センター施設
B 宿泊設備を有する交流センター施設
C 情報センター・メディアセンター施設
3.研究所の創設推進プラン
(1) 本事業に対する衆知・宣伝に努め、賛同署名等を通じて事業計画のテイクオフを図ります。
(2) 両年で、研究所設立計画案(コンセプト・資金計画・事業計画)を固め、出資者・支援者・パートナー・連携企業等を募ります。
(3) 研究所は、将来財団などの公益組織を目指しますが、発足時はNPO法人等を考えます。
(4) 発足時、少数の研究スタッフ・運営スタッフで賄えるよう、支援者・協力団体、及び、行政・研究機関等との連携を図ります。
(5) 南西諸島及び九州の全域のほぼ中央に位置する立地から、前記地域との連携を密にします。
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「屋久島生命研究所」(仮称)創設の賛同署名
「屋久島生命研究所」(仮称)創設案(詳しくは別紙をご参照ください)は、世界自然遺産に登録され世界の注目を受けている屋久島で、環境保全と地域経済発展の両立を計るべく、各界の英知を結集し、独自の発展・均衡モデルを作り上げようとの主旨で考案されました。

未曾有の危機を迎えている地球環境下で、ユニークな屋久島モデルを世界に発信することは、世界遺産の地に暮らす屋久島町民の願いでもあり、責務でもあると考えます。
本案事業の推進にあたっては、屋久島町の遊休地・遊休施設の活用を図り、島の未来を平和で明るいものにし、未来世代へ引き継いでいきたいと願っております。
本案にご賛同くださる皆様のご署名を、下欄にお願いいたします。
平成20年4月吉日
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ご連絡先
ご意見等
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ご意見等
作成 杉浦英世