訃報です・・・
また一人、私の好きなミュージシャン・・・
ザ・バンドのドラマー&ヴォーカルのリヴォンヘルム氏が永眠しました。
(1940年5月26日〜2012年4月19日)

彼は喉頭癌との永い闘病の末、享年71歳で永眠しました。
ごく最近まで活発に音楽活動に精を出していたと思っていたのですが、今年の初頭から容態が再び悪化し、ニューヨークの癌センターでついに昏睡状態に陥ったと伝えられました。リヴォンのバンドのリーダーであるラリー・キャンベルは新聞記者に対し、「今日午前1時半、リヴォンは親しい友人達やミュージシャン達に囲まれる中で永い眠りに着きました。悲しいことですが、しかしその場にはとても平和で穏やかな空気が流れていました」と話している。
その直後遺族は、フェイスブックなどを通してファン達に心温まるメッセージを送り「今まで声援や、親切や愛を私たちは心から感謝しています。きっとこの最後の旅立ちの最中も彼はそれを感じている事でしょう」とコメント。「リヴォンはいつまでも皆様への感謝を忘れることはないでしょう」と締めくくっていました。
アーカンソーで生まれ、その南部育ちの声でザ・バンドの「ザ・ウェイト」、「アップ・オン・クリップル・クリーク」「ザ・ナイト・ゼイ・ドローヴ・オール・ディクシー・ダウン」など数々の代表曲を歌ったリヴォンは、ザ・バンドにとって正に心臓のような存在だった。ボブディランのバック・バンドを務めていたこともあったが、映画『ラスト・ワルツ』(ザ・バンドのラストコンサートのタイトルでもあり、そのドキュメンタリー映画である)を最後にバンドは解散。その後4枚のソロ・アルバムをリリースしたり、無数のアルバムへの参加やプロデュースしたりと、リヴォンは死の直前まで精力的に活動し、正にアメリカン・ロックの良心であり続けたと言えるでしょう。。。
ご冥福をお祈りします。

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