2017/2/26  21:22

篆書蘭亭序  

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わりと大掛かりな作品制作にかかっています。取り敢えず王羲之蘭亭序を篆書にして半紙習作。
もう四半世紀も篆書に携わっているので、字書がなくても大体篆書なら頭に入ってるつもりで書き進めましたが…
三割くらい字書引かないと危ない字があり、勉強し直してます(´・ω・`)
また、篆書では別字を当てなくてはならない場合や、篆書にない字の場合などの文字学的な対応に悩まされたりと、結構しんどいです(~_~)

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個展までのチャレンジとして、蘭亭序全文324文字を一印に刻すのに、どれだけ小さな印にできるか。また書の掛物として篆書蘭亭の半切ものを一幅作ろうと思っています。
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2017/2/20  10:55

刻字第15作(金文凸彫り)  刻字

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金文凸彫り240×560「正宜委運去」(まさに宜しく運に委ね去るべし)陶淵明詩「神釈」に見える句で、まあ、適当に運に任せたほうがいいよ、という意味。
これを手掛けている時にまさに今回の個展の話がトントン拍子に決まっていき、何やら神託が下ったような気になっておりますw
落款は敢えて印のみし、カシューにて金箔を置き、印部分は朱のカシューを塗っただけにしました。金箔に負けぬ光沢のある印影が得られ小さいながら目立ちます。
中村蘭臺父子の刻字額が頭から離れず、何とかあの香りを再現したいとの思いで彫り進めています。
世を殊更に喜ぶことも憂いもせず、飄々と漂うかの如く、人生の大化に委ねるという言葉の意味から、金文の持つ独特の風合いと間を大切に書きました。

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凸彫りは、板全面に鑿を入れるのでかなりややこしい作業になりますが、文字以外の部分を大きな鑿で斫り、鱗状にしたりして凸彫り独特の表現効果が生まれます。
が、今回の作品は言葉の意味も考え、できるだけ穏やかに平らかに落ち着かせたつもりです。
それでも着色し、棕櫚化けで磨くと鑿痕があらわになり光線の角度で様々な変化が出てきます。

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丸鑿で垂直に打ち下ろして文字を刻していきますが、平鑿であれば書線のエッジに従い切っていけばよいのですが、丸鑿はどうしても本来の書線にはない抑揚を付加します。鑿の角度によっては線の骨格を台無しにしてしまう可能性があり案外慎重を要します。
しかし丸鑿でしか出せない味わいがあり、明治大正の巨匠たちはこれを愛したのだと思います。

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文字周りの基底部の斫りは角度的に鑿を入れ辛く、また少しでも手元が狂うと文字を撥ねとばしてしまうので慎重にならざるを得ず、どうしても思い切りが悪い…

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印は少し意図的に傾けて捺しました。
木額ですからフレーム部分も設けますが、溝を施すのがこれが案外難しい。少しずつ鑿を叩いて彫り進めますが、少しでも揺らぐと道を外してします。また木目を読まないと食い込んですべて台無しです。木額というのは本当に一切手を抜けない作業の連続で、これを昔の印人は山のようにの遺しているのを見ると、その偉業には驚くしかありません。
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2017/2/18  18:17

希夷斎 個展のお知らせ。  篆刻

               告知



以前より個展を開催させていただく予定と申し上げてきましたが、日時が決定いたしましたのでご報告いたします。

10/23(月)〜28(土)まで。
場所は日本橋「小津和紙」2Fの
小津ギャラリー。
http://www.ozuwashi.net/
和紙問屋として創業360年を誇る、和紙の老舗中の老舗。全国有数の和紙を手掛け、
多種多様な和紙販売、ギャラリーはもとより、和紙資料館、日本画と和紙の照覧展示など、
和紙の一大テーマパークのような場所です。
国内外への和紙の発信基地としても重要な役割を持つところで、
希夷斎個展を見なくても、十分楽しめる素晴らしい場所です。

個展はブログにupした刻字、篆刻作品の他、今までの総数二万顆に及ぶ手控え印譜並びに、印面印紐自刻の木印(奥武蔵十景)など、できるだけ実物を手に取って観ていただけるように工夫したいと思います。また表具や製本(般若心経分刻印譜など)、印箱制作など全て私自身の手で手掛けた、業者に頼らない私希夷斎一人が手塩にかけたモノづくりの一から百までを展示させていただきます。かなりの自家中毒気味の展覧会になりますw
まだまだ時間がありますので新作もこれから多数できる予定です。
尚、搬入搬出、受付なども希夷斎が一人で全て執り行いたいので、
お手伝いのお申し出なども失礼ではありますが固くお断り申し上げます(;^ω^)

個展名は仮称ですが、「希夷斎の奇異祭」

まだ先の事になりますが、お暇な折がありましたらご高覧いただければ幸いに存じます。


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