2017/7/26 1:33
刻字第23,24作 刻字

「夢與白雲遊」材不明凹丸彫り(28×125)

「花のいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに」
(25×45)
有名な小野小町の歌を岐阜は下呂の小鹿野工房さんの手による栗栗材拭き漆仕上げ板。
白文字が非常に映えます。平安仮名で。

2017/7/18 13:38
刻字第22作 刻字

「延寿万歳常與天久長」印篆にて薬研彫り。クルミ材耳付きを使いました。
クルミは模様が美しいですね。堅めの材ではありますがエッジがきっちりと精彩放つ刀痕になります。(1170×170)

2017/7/1 10:39
刻字第20、21作 刻字

刻字第20作21作目です。光栄なことに新潟大学恩師の野中吟雪先生のご依頼で二作。このスナップは先般納品先の岐阜にて先生と刻字をご依頼された先生方とのお披露目を兼ねた小宴にて野中先生と。こうして私の拙刻に信頼を頂き、良い書を世に残すことができるというのは、刻者冥利に尽きます。

「松涛」桧材1100×360
穂先の通り道をあらわにキレキレの稜線で厳しく刻しました。
ご依頼主、先生にもお気に召していただけた様子で安堵。

「心斎」桧材1100×360
心の最終画のダイナミックな表現停止部分など、どのように刻せばより原本により近づけるのか悩みましたが、深く刻すのはもちろんのこと、実線よりも基底部を若干奥まで彫り進めることにより影の付き方が濃く出るので、その止めでもなく抜きでもない、まさに筆をその位置で断ち切る独特の表現を鮮明にできるようです。

タグ: 野中吟雪先生