2018/6/20 21:00
般若心経 書

不断のご愛顧をいただいているお客様より、般若心経の書軸のご依頼を賜りました。
半切より少し短い加工紙に金泥で。

先日心経全刻印を仕上げましたので、それも上に嵌め込んでの自作表具。

もうお分かりかと思いますが、王羲之の集字聖教序の終わりにある心経部分の臨書です、
この聖教序では「遠離顛倒夢想」となっており「一切」が抜けている事を初めて知りました。
私が全刻印で元にしているのは一切が入るタイプですので、ここでは一切を書き入れました。

金泥はなかなか普通の画仙紙には乗りにくく伸びも悪いので仮名用の加工紙に書きましたが、
それでも紙面がざらついているため、金泥独特の光沢がフラットになってしまうため、書いた後と表具した後二度に亘りイノシシの牙で文字を磨き光らせました。

「不」や「無」など同じ字が何度も出てきますが、どれも結体が違うのに是妙のバランスを保っているのはさすが王羲之、書聖と言わざるを得ませんね。
最近心経全刻印をはじめ何十回も写経してるので、何かご利益があるかなw



2018/6/10 19:55
希夷斎遊印売場 篆刻


遊印が購入しずらいという声が以前からありましたので、この度重い腰をやっと上げて、
遊印販売サイトを開設いたしました。
その名も
「希夷斎遊印販売場」
クリックしていただければサイトに移行しますので、何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m

2018/6/3 17:52
帰去来辞 篆刻

先月のGW中に気の向くままに陶淵明の帰去来辞を六朝調の楷書で彫りつけてupしましたが、その裏側に印を小篆で8cmの丸枠に91文字を入れてみました。私淑してやまない韓登安の毛主席詩刻に代表される多字印に倣って制作したい想いが抑えきれずw
こうしてみると印面に布字したときにはあまり気にならないのですが、実際に刻して押印してみると、〇枠ゆえどうしても斜め45度近辺の、文字を入れられない部分の空きが、すきっ歯のように間抜けに見えて仕方ありませんねwこういうところをうまく帳尻合わせられるようになれるといいのですが…なかなか難しいですわ(;´・ω・)
以下先月のエントリー
ゴールデンウイーク真っ只中。帰郷する人の車で、我が田舎の国道は大渋滞。いつものように地元の人間は街場に買い物にも出られない状態です(;´∀`




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