お茶ぼっこ

お茶ぼっこに飾ってある巨大なひょうたんを、下さったお客さんが、久しぶりにいらっしゃいました。今日も色々と、教えて下さいました。ひょうたんの苗を植えて大きく成った所で、芽を止めると枝芽が出てくる、それも暫くして止めると孫芽がでる、そこから成った実が立派に成るそうです。又、肥料もたくさん必要な事、蔓が延びるだけ、根も広く張るという事、大きな実を付ける時の蔓の太さは、直径３センチほどにも成る事など話してくれました。又、木工も趣味らしくて板のひび割れをふせぐには、両面に新聞紙を貼って置くと良いと、教えて下さいました。

お茶ぼっこの外にはテーブルが３つあります。いちばん安定感のあるのが写真の物です。ホームセンターで売っている、テーブルと椅子が一体になった、折りたたみの物（２千円位）をヒントに作りました。
中心の丸太に足を付けて安定させれば後は簡単。テーブル部分を、もう１本の丸太で高くして板を打ち付けて終わりです。ペンキだけ８００円で買ってきました。

正しい行いを「正道」
よこしまな行いは「邪道」
目的外の魚が釣れた時は「外道」といいますね。

お茶ぼっこで勧めるお茶は、火香を強く、渋みを少なくし、苦味のあるお茶です。本来の川根茶の特徴とは違います。お茶の味を追求すれば実に奥が深く、際限がありません。より良い、より深い味わいを、お客様に一方的に勧めようとすれば、お客は逃げてしまいます。ですから、お茶ぼっこでは、安い・簡単・こだわらない、をモットーにお茶を飲んでいただいています。
本当に好きになれば、お茶やさんの言う事など関係なく、自分でお茶を探すようになるのです。

その為にはまずお茶好きになってもらうこと。

チョッと回り道→これが蛇道です。

２月２３日は皇太子様の御誕生日です。川根では三光寺の虚空蔵尊のお祭り。昔は、１年の間にお嫁に来た人が、晴れ着を着てお参りする慣わしでした。私の子どもの頃は町の人口も今の２倍でしたから、とても賑やかでした。露店商も参道の両側にいっぱい出ていて、見て歩くだけでも楽しかったものです。

４０数年ぶりに故郷に住むようになったのと、家族の中に虚空蔵菩薩が守り本尊の者がいるので、ご挨拶もかねてお参りに行きました。
あいにく雨模様だったせいもあり、参拝客もまばら。露店も７軒ばかりでした。ひそかに楽しみにしていたスルメのしょうゆ煮は売っていませんでした。あの匂いは忘れられません。

午前中、４人組のお客様。
１人は昔なじみの人で、３人の友人を案内してくださいました。
私の入れたお茶を、人生の先輩、しかも金谷というお茶処の人がお世辞でなく心からほめて下さいました。
また、お茶ぼっこの内部も、木の使い方など温もりがあるなどと言って下さいました。
今度は家内と一緒に来るとか友人に紹介するとか、うれしいことばかり。
お代は４人で６００円でしたが、何倍もの元気と自信のもとをいただきました。
己の仕事を評価してくれる人がいる、それは生きがいです。

通称金さんは、自然薯作りも名人です。子どもたちに、野菜つくりを、知って欲しいと、考えたそうです。料理された野菜しか知らない、元の形や栽培されている状態を見たことのない子ども達は、可哀想だと思ったからだそうです。栽培が、大変むずかしい、自然薯作りを、小学生に教えました。２年掛かりで育てた自然薯を、色々な料理にして、食べる会があったそうです。３０人余りの生徒一人一人から、感謝の作文を、送られ喜んでおられました。　　　　　

ますます金さんファンになりました。

元広島紡績の現社名だそうです社長の松坂敬太郎氏が
１８日テレビに出ていました。ラジコンヘリのメーカー
として注目されています。今までのラジコンヘリは操縦が
難しい，高価である、自分で組み立てるなどの点で
一般の人には手の出ないものでした。それを安価で、操縦が
簡単、組み立て済みということで大人気です。大人の
おもちゃというだけでなく、農業や、高圧線の点検、また
病院の血液運搬用としても、研究開発中だそうです。
それに、取り組んでいる社長さんや、社員の皆さんが
とても、生き生きとしているのは、世の中の為になる
物つくりを、楽しくやっているからだと思います
将来は小さな鳥や虫のような、ヘリコプターを作りたい
と語る社長さんの顔は、とても魅力的でした。
ひのおやじなどは、あと４０年ガンバラナイトあんな
いい顔にはなれないよね。

ココロに栄養を与えてくれた人のお話でした。