未明に降った雨も上がり、一日暖かい日と
なりました。
夜降って昼はいい天気、外で仕事をする人には
最高のお湿りでした。これを「子供泣かせの
旦那雨」といいます。なぜ、子供が泣くのか・・・
お年寄りに聞いてください。
今日は、葛篭のAさん宅に行く用事があって、訪問
しました。大井川を見下ろす高台にある家は大きく
立派です。別棟の二階建ては尚 、立派で御殿のようです。
そんな荘厳なお宅にご主人が一人でお住まいです。
我が家はと言うと、町のど真ん中の四つ角にあります、
しかし、日当たりは悪く、車の騒音はうるさい、
家は最低の安普請。
そんなお互いの家を取り替えようということになると、
迷います。私が30代でしたら大喜びで替えてもらいます。
Aさんも、車を運転していた頃なら考えもしないでしょう。
こんなことは、現代だから起きることでしょうか?
一昔前でしたら、大きな家では、どんな方法でも
跡継ぎを作って家を守って行くようにしたものです。
誰でも家の一軒ぐらいは作れる・・・・だから、面倒な
家を継ぐより、自分で家を持ってしまう。
外材が、安く入るからです。
お陰で、日本の林業が全滅・・・
しかし、材木の輸入をしなかったら、家は今の
5〜6倍はするでしょう、すると・われらは家を
建てられない・・・そうなると、どんな条件でも
既存の家に入ろうとする・・・・
一人住まいなんて60年前には滅多に無かったのは、
上記のようなことからだった・・・のだと思います。
素晴らしい邸宅に淋しく暮らす旦那さんを見て
つまらぬ心配をしただけの・・・おはなし。
わたくしも 世が世であれば 長屋住み

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